2021年は早くも一ヵ月が経過し、2月に突入しました。
日本に住んでいた頃の2月のイメージは、”冬本番” "寒い”というものでした。立春?どこが?です。ところが今は違います。
暗かった北スウェーデンも徐々に明るくなり始め、朝の散歩では懐中電灯が不要になりました。青空と太陽を見ることも出来るようになりました。ここまでくれば冬は終わったようなもの。これから春が来ます。本当に嬉しい...!睡眠障害はまだありますが、心が軽くなるとはまさにこの事。
とは言え、まだまだ寒い事に変わりはなし。油断せずに体調管理に努めたいところです。
ティトの服
そんな寒い中のお散歩は重ね着スタイルで挑むティト。風や太陽にも左右されますが、気温毎にティトの服装をなんとなく分類しています。
- プラスは裸体。
- 0℃〜−8℃はウールのセーター。(雪玉が体につく場合はプラスでレインコート着用)もしくはあったかインナー。
- −8℃〜−15℃はダウンジャケット。
- −15℃を超えたら、あったかインナー+ダウン。
日本では+5℃程度で凍えそうになっていた私。ところがもう−10℃まではあまり寒いと感じなくなりました。逆に+28℃位では溶けて倒れそうになります。体の変化には驚いています。
犬も同じく。その地で暮らしていくために体は自然に順応していきます。例えばシベリアンハスキー然り、本来極寒が心地良いと感じる犬種でも、暖かい日本の気候に慣れていきます。ハバニーズはキューバが原産と言われていますが、そんな訳で私もティトも今や極寒耐久ボディで北国ライフを過ごしています。
現在は道路も雪で真っ白です。歩くとキュッキュッと音がして非常に歩きやすく、ティトの足も汚れる事はありませんが、新雪は体に付着して皮膚を痛めてしまいます。それを防ぐにはレインコートが最適。あと2ヵ月後の雪解け時期には、地面がぐちゃぐちゃにるので、その時もレインコートは必須です。
年明けに一着作りました。
でも一日3回散歩に行くので一着では足りません。なのでもう一着作りました。
写真の生地は仕事関係で入手したものですが、ちょっとコンプライアンスに引っかかりそうなので、若干加工しています。
今回は脇の再帰反射テープの距離を少し長めにしました。沢山光って更に安全に。
赤いファスナーは止水ファスナー。その名の通り水が入ってきません。たまたまこの色しかなかったのですが、生地に合ってて◎。
お揃いだよ!
以前、自分用にもこの生地でレインコートを作りました。自転車に乗る機会が多かったので丈は長めに、寒くないように裏地もつけて。そして今から一年半前、その生地でティト用レインコートのベースも作っていました。
お揃いなんて可愛いし嬉しい!!
ベース(試作)と言ってもきちんと着用できますし、それを着せて何度も散歩に行っていました。一年半の間に酷使した結果、脇の下やお腹の部分など摩擦が起きやすい場所が破れてしまったので、年明けに完成版を作った次第です。そんな長期間、試作でごめんねって話ですがそれには触れないとして。
面倒臭い奴
私はあまり人に注目される事が好きではありません。人口が多い都会ならば、アジア人の私はその他大勢として認識されますが、人がまばらなここでは自然と目立ってしまいます。だからこそなるべくコソコソ暮らしていきたいと思っています。
どこでもドアやタケコプターに匹敵するほど、私は石ころ帽子が欲しいと思っています。それを被れば人は私を石ころ程度にしか認識しません。どうぞ視界に入れずにお過ごし頂きたい...。
そんな田舎町で石ころになりたい私が、ティトとお揃いの、しかも派手なレインコートを着用してお散歩などしようものなら、道行く人はガンガン声をかけてきます。注目されるのは本当に苦手なので、お揃いコーデでお散歩することはなし。どうしてもお揃いで自己満足したい時は、Husseを連れて行きます。世間話大好きなHusseが一緒だと、Husseが話しかけてきた人の対応をしてくれるので、その間に私とティトは遠くは逃げられます。
ティトだけが注目される分には全く問題なし。単独でこのレインコートを着ている時も、よく話しかけられます。ティトを可愛いねと言ってもらえるのはとても嬉しく、余計な事まで話しちゃったりします。見られたいんだか見られたくないんだかなんともめんどくせー奴ですが、これからも私はそんな風に過ごしていくのでしょう…。
まだまだ残っているこの生地。この先また破れても替えはいくらでも作れます。
沢山走り回って遊んで、ティトにはこれからも元気に楽しく過ごして欲しいと思います。
余談ですが、私の石ころっぷりをおもわせるクイズを一つ。
葉っぱ23、蟹6、村人3、ダンサー5。
さて、これはなんでしょう。
答え:今までの人生でやらざるを得なかった(学校行事などで)演劇の役どころ。