カワイーヌ・ティトの北欧生活

北欧で暮らすハバニーズ、ティトと飼い主Matte&Husseの日常

新生ティト!

4月になると、北スウェーデンの雪はだんだん解け始め、道がぐちゃぐちゃになります。そうなると大変なのが、散歩後のティトのお世話。いくらレインコートを着ていても、足や口元は泥で真っ黒に。おまけに細かい砂が毛の中に入り込んでしまうため、散歩後のシャワーやドライヤーは毎度大仕事です。

お互いの負担を軽減し、少しでも清潔でいられるよう、この時期には毎年自宅で散髪を行ないます。

とはいえ、なにせ我々は素人なので、全てを一日で終わらせる事はできません。ティトにとっても長時間拘束されるのはストレスでしかないでしょう。なので散髪に向けての準備を数日に分けて行ないます。

1日目、爪切り

ティトは爪切りが大嫌いです。パチンッ!という音が怖いのもありますが、過去に私が失態を犯したのも大きな原因です。

以前、Husseにティトを抱いてもらい、私がティトの後足の爪を切っていた時の事。ティトは白と黒、2色の爪を持っていますが、神経が見えづらい黒い爪を切る時、神経に触れるまで短く切り過ぎてしまいました。驚く程血がどばどば出てしまい、私はパニックに。幸いHusseが冷静に私を落ち着かせてくれたので、事前に用意していた止血パウダーをこんもり爪にかけてタオルで押さえ、なんとか乗り切りました。

しばらくして恐る恐る血止めを洗い流すと、想像していたよりも短くなく、その後ティトも普通に歩いていたのでホッと胸をなでおろした記憶があります。

出来る事なら毎回プロの方にお願いしたい所ですが、ここではちょっと難しく...。本当に申し訳ないことをしてしまいました。

それからというもの、怪我のないように少しずつ切っていますが、それ故時間がかかります。ティトもストレスになるので、1日目はこれで終了。

2日目、足裏の毛カット

毛が長い犬種は皆そうだと思いますが、ハバニーズも油断していると足裏の毛がぐんぐん伸びてきます。筋や水かきを傷つけないよう、これも時間をかけて行ないます。

3日目、お風呂

入念にブラッシングをした後、これまた入念に体全体をお湯で濡らし、シャンプー&コンディショナーで洗います。ハバニーズはシングルコートで全ての毛が長いのですが、モコモコの毛に阻まれてなかなか地肌までお湯が行き届きません。ティトの体をむにむにしながら洗うのは幸せなのですが、洗い流すのにも時間がかかり、前屈みでの作業は非常に腰にきます。その後のタオルドライ&ドライヤーにも時間を要するので、お風呂だけで一日必要になります。でもこれで事前準備は完了!

4日目、散髪

胴体はバリカンで刈りますが、毛玉があると皮膚を痛めるので、入浴前と同様に入念にブラッシングをします。

カット前のティトがこちら。

何がはじまるの??

 

Husseが体を押さえる係。私は胴体をバリカンで刈った後、足や顔廻りをハサミでカット。ティトは急に動き出す場合があるので、怪我をさせないように少しずつ少しずつ....。

 

 

 

 

1時間半後。

コニチハ!

 

もしかして手前の毛の塊から生まれた?

添えているHusseの手が”こんなん出ましたけど!”って言っているみたいな、いい写真が撮れました。ティトの目もいい具合にからっぽ感が出てて◎。

所々長い毛があり、その後気付いた時に切って整えています。

 

ふわふわからの〜

 

虎刈り〜

 

雲泥の差でお手入れが楽になりました。肌触りはすべすべのもちもちだし、ぬくぬく温かいし、ずーっと撫でていたくなる感触です。

もこもこティトも可愛くて好きなので、これから伸びてくるのも楽しみです。