カワイーヌ・ティトの北欧生活

北欧で暮らすハバニーズ、ティトと飼い主Matte&Husseの日常

SÖTNOS TITO

Titos svenska liv med Matte och Husse

恋する気持ちは止らない。

前回の記事の続きです。

恋しているティト、その3

散歩中、大好きなホップに会えない。でもホップの気配は感じる。このやるせない気持ちをティトはあろう事か、わたくしMatteにぶつけてきました。

近場のメスがヒート中の場合、その影響を受けるオスの犬は、人間の女性にも若干心を奪われるようです。その時のオス犬は、鋭い嗅覚で人間女性から発せられるフェロモンや何かを敏感に感じるそうです。やけくそだなティト。

普段、夕食後にティトは興奮します。お腹いっぱいで満足した場合と、眠いけど眠れなくてぐずっている場合の両方あると思いますが、Husseの腕にがっちりしがみついてマウンティングをします。つまり、腰を振っています。はげしく。

犬とは主従関係を築くべし。マウンティング行為は、犬が人間を下に見ているが故に行なわれる場合があり、一刻も早くやめさせるべき。そういった記事を今まで沢山目にしてきました。しかしそれは学術的に覆され、現代ではもう古い知識だそうです。ティトを見ていると、Husseより自分が偉いんだ!という理由でしている感じはしないので、私達はもう無理にやめさせず、いつも無視しています。

ところがここ数日、恐らく冒頭の理由から私にマウンティングしてくるようになりました。そして執拗に私の耳やその周辺をなめます。これは今回初めてだったので私も驚きました。

でも...本当にフェロモンなのでしょうか。私ももはや中年です。加齢臭ではないのか?いや、それも一種のフェロモンか...。で、でも色々心配だ!教えてティト!!

たぶん大丈夫だよ。たぶんね。

 

しがみついて腰を振るだけではなく、舌を出してハーハー言いながら、肩の辺りをハムハム。そして時にはカミカミしてくるので、服が破れたりでろでろになってしまいます。なので私はティトのために処分間近のダルダルのロンTを着ています。

はむはむはむはむ!!はむさはむにだ!

 

ティトは凄く疲れるようです。最後の方には自分でも何故マウンティングしているのか、わからなくなっている様子です。私が思うに、恐らくこんな気持ちなのでは。

ホップが恋しい→会えなくてストレス→Matteも女性!?→もうこの際どうでもいい→腰振り疲れた→眠い→眠れない→エンドレス。

この全てをマウンティングという行為で発散している、そんな気がします。

 

一連の姿をみていると、去勢させずにいて本当に良かったのだろうか、と毎回考えてしまいます。だからといって成犬になった今、体への負担が大きいので獣医も手術は回避します。スウェーデンの一般的な考え方としては、人間の男性だって本人の意思に関係なく去勢しないでしょ?というもの。それはメスも同じ考えです。人間と同じく、犬だって心身共に犬として暮らすのが当然だ、ということらしいです。仔犬の頃に手術をしていたら、それはそれで後悔していたかもしれません。今となってはティトに寄り添う事を全うするのみ。それにしても、今回の恋煩いはいつもより激しいね...。

恋って大変ね

ストレスも発散出来た事だし、そろそろマウンティングも潮時でしょう、という頃。ティトの体を両腕で抱きしめながら、小声で子守唄を歌うと、ティトは寝る体勢になります。離れるとまたしがみついてくるのですが、根気よくコソコソ歌うとスヤスヤ眠り始めます。本当に子どもの赤ちゃんみたいです。

なんてかわいいの...

 

 

人間と犬との間に主従関係があるのかないのか、実際のところ私にはわかりませんが、少なくともティトはきちんとダメな事と良い事を理解しています。甘えん坊で駄々をこねることもありますが、同じくらい我慢も出来ます。何であろうと、お互い楽しく安らかに暮らしていくのが一番です。

 

犬のヒートはだいたい年に2回くらいと言われています。期間は個体差があるようですが、ピークは10日前後。ホップは恐らくあと数日ピークが続くと思うので、ティトももう少し耐えなければいけません。なるべくホップが行かないようなお散歩コースを選び、影響されにくくしてあげる事しか私達にはできませんが、これからも側で見守っていきたいと思います。

恋って大変だね...。Matteはもう忘れちゃったよ...とティトに呟いてみましたが返事はなく。でも毎日恋なんてしていたら暮らしていくのが面倒だよね。Husseといると楽だよ(良い意味で)。と話しかけるとティトは尻尾を振ったような振らないような...。

おしまい!

 

そう、ティトは犬。恋する犬。

ティトはオスで現在3歳です。仔犬の頃、去勢させるのが良いのか否か、よくわからずに色々調べました。日本では獣医さんも推奨するくらいですから、去勢が一般的なのでしょう。でも私達が暮らすのはスウェーデン。この国ではどうなのか、スウェーデンの情報を中心に調べてみました。

するとどうやら、身体的にも精神的にも問題がなければ去勢させないのが一般的だということがわかりました。ただ、個人的な感覚として、繁殖計画もないのにただただメスに興奮させてしまうのは、なんだか可哀想な気がしました。でも健康な体に全身麻酔をして傷つけるのもどうかと思い、気持ちはとても揺れていました。

そこで、昔何匹か犬を買っていたHusse父に相談してみる事にしました。私が迷っている理由を話し、どういう意見を持っているか訊ねると、とても不機嫌になって怒り出しました。去勢しようと思っているのか?と。そうじゃなくて、意見を聞きたいだけっていう私の言葉は耳に入らず、言語道断で去勢などさせるな!と言って話は終わってしまいました。ネットを色々みていると、話し合う事すらも割とタブーらしく、聞く人を間違えたと反省しました。

その後Husseともじっくり相談し、結局去勢はしないことに決めて今に至ります。

Matteの勘

普段ティトが部屋でくつろぐときは、自分の好きな場所(時間毎にだいたい決まっている)に行ってゴロンと横になり、静かに眠りにつきます。

ところが先々週。なんだかティトの様子がおかしいことに気付きました。寝る前は私の部屋の机の下でくつろぎますが、その時になんだか息づかいが荒いような気がして、私はちょっと心配になりました。運動後のように激しい呼吸ではないけれど、首だけ起こしてどこかを見つめ、少し舌も出して早い呼吸を繰り返すティト。どうしたんだろう...。

その様子をHusseにも見せて説明しましたが、心配し過ぎだと言われました。いつもとたいして変わらなくない?と。

ところが、その訳が先週頭にわかりました。ティト、恋煩いです。

お向かいのガールフレンド

ティトは女の子が好きです。何匹もガールフレンドがいますが、その中でも大好きなホップちゃんが、現在ヒート(生理)真っ最中という情報を手に入れました。

なんだか落ち着かないと思ったら!それか!犬は嗅覚が鋭いので、ティトは普段の散歩中にホップの変化をいち早く察知していたと思われます。

ホップとの戯れはこちら。

kawaiiinu-tito.hatenablog.com

オスはヒート中のメスに発情します。過剰に興奮するので、ヒート中の散歩はお互いとても気をつけます。ですが先週頭に、朝の散歩でホップと出くわしてしまいました。ホップもティトに過剰に興奮しており、ヒーンと泣きながらその場をぐるぐる回ったりしていました。これが可哀想で去勢を悩んだのですが、今となってはティトには我慢してもらう他ありません。

恋しているティト、その1

ねぇ知ってる?ティト君ってホップちゃんが好きなんだってよ。

という噂がたっていたとして。今のティトを見て、えーまじかーと誰が言うでしょう。

きっと誰もが知ってっし。と言うに違いありません。

ここ6日間はそれくらいわかりやすく、恋しちゃっている生活態度にガラっと変わったティト。

わかりやすい変化としては、食事をボイコットするようになりました。胸がいっぱいで喉も通らないってことでしょうか。今までがつがつ食べていたのがウソのように、ご飯を目の前に置いても口にしようとしません。ホップのヒートが過ぎればまた少しずつ食べるようになるので、今は甘えたいだけ甘えさせる事にしました。最初の3日間くらいはフードを私の手の上に置くと食べていたので、いちいちティトのお口に運んであげていました。ところがここ3日はそれでも食べなくなり、私はちょっと心配に。そこで、以前抜歯した時と同じように、フードをふやかしてわんこそばスタイルであげることにしてみました。

kawaiiinu-tito.hatenablog.com

香ばしい匂いが増すので食欲がかき立てられるらしく、むしゃむしゃ食べてくれました。よかった...。でもこの手がいつまで有効かわかりません。お手上げになる前に、気持ちが落ち着いてくれる事を願います。

恋しているティト、その2

平日はHusseは仕事でいないのをティトは承知なので、寂しがる事はありません。ところが、散歩から帰って部屋でくつろいでいると、クーンと鼻を鳴らしたり遠吠えをし出します。散歩の時にホップの気配を感じてしまったのでしょう。最初はHusseが恋しいのか、どこか痛いところがあるのか心配しましたが、違いました。

ホップゥー!会いたいよーう!と恋しがっているようです。なんだか健気で胸が痛みます...。

今は冬なので窓は閉め切っていますが、これが夏で窓を開けていたら、お互い遠吠えし合って大変だったかもしれません。

ちょっと長くなってしまったので、続きはまた後日...。

ラトビアミトンを編んだ

以前、友人がラトビアに旅行をした際、ラトビアミトンのキットをお土産に買ってきてくれました。バルト三国の一つ、ラトビア。スウェーデンの対岸に位置しています。

指先が三角のラトビアミトン。寒いときは5本指よりもミトンをはめた方が良いとされています。革手袋のようにピタピタのものは、手袋内に空間がないので冷えやすい。しかしミトンの場合は、体から発せられる熱が温かい空気となってミトン内の空間に溜まり、結果指が冷えにくいのです。

友人は現地からわざわざ連絡をくれて、私に好きな柄を選ばせてくれました。頂いて早速編んでみたのがこちら。

 

3色で編んでいます。ラトビアミトンのもう一つの特徴は、その細いウールの糸。ちょっとごわごわした糸を2色以上使用して編みます。裏面には使用しない糸が渡っているので、編み地は分厚くなっています。使っているうちにそれらが絡み合い、毛羽立って温かさが更に増します。ごわごわしているのは、絡み合いやすくするため。良く考えられていますね。

 

一応指示通りに編んだのですが、私は目がきつくなりやすい傾向にあり、出来上がったミトンは小さくなってしまいました。キツくて入らない...。棒針を太くしたところで、大きくなるには限界があります。目数を増やすと柄も変えなければなりません。さてどうしたものか...。ここまで編んでほどくのは勇気がいりますが、使えなければ意味がありません。

この柄は可愛かったのですが、考えた末に思い切って全く違うものにしてみました。

ほんとに全然違うね...

 

柄も変えましたが、手首部分を長くしました。履き口の矢羽根はラトビアンブレイドという編み方です。慣れるまで苦労しました...。

そして親指部分の構造も変えました。

 

付け根部分を立体的にして、動かしやすいようにしました。

出来上がるまでに合計5〜6回ほどいています。何度も心が折れそうになりましたが、めげずに続けて良かったです。完成した喜びも倍増。

編み物は楽しいです。今年もまたミトンを編もうと思いましたが、気持ちはティトのセーターばかりに向かってしまい、今シーズン4着目を編んでしまいました。

 

これは一着目と同じ毛糸です。

kawaiiinu-tito.hatenablog.com実はこの一着目、雪がとけて地面がぐちゃぐちゃな日にHusseがティトに着せて散歩へ出掛けてしまい、砂利や草などが絡まって大変な事になりました。洗っても毛糸の奥に入り込んでしまい、残念ながらお陀仏。なので、同じ糸で新たに編んでみました。

今回はお腹側に開きを作りました。

 

そして背中側には、服の下につけたハーネスのリングが出せる開き口を作りました。

 

でも結局3着目が一番ティトにとって着やすいみたいです。

kawaiiinu-tito.hatenablog.com 

ティトのセーターはしばらく封印します。その代わり、またミトンや靴下を編もうかしら...。

もうヤダーと思っても結局また始めちゃう編み物の沼。こわいですね...。でもまぁ、とりあえず冬の間は、毛糸とズブズブの関係で過ごしたいと思います。

いよいよキターーー!

冬が来たよ!

昨年の11月、12月は心配になる程暖かい気候で、クリスマス直前まで雪もたいして降らず、ちょっと本気で心配していました。温暖化が顕著に表れるのは極地だと、いつかのニュースで見た記憶があります。アフリカ大陸ではバッタが異常発生していますし、色々な事が終わりに近づいているように思えて、なんだかすっきりしない日々が続いていました。

ところが、今年に入ってからはわりと例年通りの気候になりつつあります。異常気象の影響は消える訳ではありませんが、これ以上おかしな事にならずにちょっとホッとしています。今日はこんな気温だけど。

 

やったー!冬が来たね!ホッとするよ!

あは!あはは!あははははははh

……。

 

うそです。−25℃は当然ですが寒いですし、いやです。温暖化が心配だと?何を偉そうに...と自分の勝手さを卑しく思いますが、寒いものは寒いしいやだ。−20℃を超えると外気に触れている顔が痛いし、まつ毛や髪の毛、鼻の中など全てが凍ります。大きく息を吸い込むと肺も痛くなります。−20℃の壁は大きい...。

そして注意すべきは赤丸の−34℃。これは体感気温です。外出する時にはこの体感気温を必ず見て、着るものを調節します。気温と同じ場合もありますが、誤差があるのに知らずに外出するとつらい目にあいます。ティトも然り。

ティトは重ね着をして散歩に行きますが、体感気温で−20℃を超えたら長くても15分で屋内に戻ります。そして私も一緒に道中はほとんど走っています。なるべく体を動かして温めるために。ティトもわかっているようで、いつもよりも匂いを嗅ぐのは少ないですし、私と上手に並走します。遊んでいるわけではないのですが、一緒に走るのは楽しいようで、たまに喜んで私の足にじゃれてきますが、そうなったら抱えて強制的に帰宅です。

北極圏で暮らす犬はチワワでさえ同じように散歩をします。日本と比べてどちらが良い悪いではなく、住む場所が違えば文化やルールも異なる一つの例です。

明日の最高気温は−22℃で、最低気温は−23℃。まさかこんな場所に自分が住む事になろうとは...。あと20年後には赤道付近に住んでいるかもしれません。人生わからないものです。

修理業者も来たよ!

先日、お風呂の蛇口がバカになった記事を書きました。

kawaiiinu-tito.hatenablog.com

1月2日に壊れ、Husseが何度も管理会社に電話をし、行く行く詐欺にあいつつも、辛抱強く待っていたら今日!やっと来てくれました。長かった...。

ティトのお昼の散歩から帰ってきて、私の昼食を用意し、さぁいただきます!という瞬間に玄関のチャイムがなりました。今か今かがこの今か...。

どうやら本体がもう古いので、新しいものに付け替えるとの事。ほんの20分程度で工事は終わり、修理のお兄さんはそそくさと帰っていきました。

早速写真を撮り、直してもらったよ!とHusseにLINEを送りました。私と同じく喜んでいたのは言うまでもなく...。

今までの経緯に怒ったHusseは、月曜日に居住者の組合に連絡をしていました。そしてその日から2週間の間に業者が来なかった場合は、家賃の減額等が保証される等の手続きを行ないました。そして本日、午前中の仕事の合間に再度管理会社へ電話をしたそうです。組合に連絡した事を伝えると、窓口の女性はこう言ったそうです。だってあなたまだ私達に1度しか連絡してきてないじゃない!って。それで組合に連絡する?って...。

はははは...へそで茶わくぜ?とは言わずとも、もう何度も連絡しているし、明日行くとも言われていたんだけど、と反論して電話を切ったそうです。

そして午後イチでやってきた修理業者。

へへへ...なんかわかりやすい人達だね...。

そして私達クレーマーみたいになっちゃったね...。

でも来てくれてありがとう(泣)。 もうこれで水が吹き出す心配をしなくて済みますし、私達もティトもゆっくりお風呂に入れます。今夜はラスイチの日本の温泉入浴剤で、色々洗い流して癒されたいと思います...。

 

新しい形のお誕生日会

Husseの姪っ子が11歳の誕生日を迎えました。

普段は彼女の自宅に親族が集まってお祝いしますが、屋内で大勢が集まる事はもはや無理。でも子どもはお祝いされたいし、大人は祝ってあげたい...。

ニューノーマルな祝い方

常識が常識ではなくなった時代。ウィルスを意識しながら、常に新しい生活形態を受け入れつつ暮らさねばならなくなりました。お祝いの会も然り。北スウェーデン風ニューノーマルなパーティーは、こんな感じが定着しつつあります。

気温−7℃。体感気温は-14℃。曇り。

 

ソーシャルディスタンスをとりつつ、屋外でパーティー。わーいわーい(泣)

すごく寒いじゃん...と思いましたし、実際正直行きたくありませんでしたが、こういう状況でも楽しもうとしたり、何か方法を見つけようとするスウェーデン人を、私は好きですし尊敬します。たとえそれが寒い外だろうと。

公共のグリルスペースには薪が完備されていますので、誰でも自由に火をおこせます。ソーセージを串に刺して焼くのがポピュラーですが、今回はあるものを焼きました。まずはその辺にある木の枝を削って準備。

 

鋭いナイフも上手に使いこなす13歳の甥っ子。この棒に、小麦粉と塩とお水を混ぜて簡単に作ったパン生地をぐるぐる巻いて火であぶります。

グリル用のフライパンでソーセージも焼く

 

パンはいい塩梅の塩加減で、想像よりはるかに美味しかったです。ホットドッグ用のパンもあったので、焼き終えたソーセージを挟んで食べましたが、これも驚く程美味。家で作るのとは全く違う味になる不思議。屋外というスパイスでしょうか。

来た理由

ところで、私もHusseもパーティーはあまり好きではないので、何も理由のないパーティーには参加しません。誰かの誕生日やクリスマスなど、外せない行事のみ参加します。更に今回は主役の姪っ子から、ティトとお散歩がしたい!とリクエストをもらったので、喜んでもらえるなら頑張るよ...と思ってやってきました。

ティトは防寒インナーの上にダウンジャケットという出で立ち。普段とは違う場所の匂いを熱心に嗅ぎながら、姪っ子達と一緒にお散歩を楽しみました。

 

子ども達はティトの事が大好きで、リードさばきも上手でしたが、いつもと違う感じをティトは察したのでしょう、私やHusseの足元を鼻でちょんちょんつついてきました。

この子達が僕をリードするの?いいの?とでも言うように。色々なことをきちんとよくわかっているなぁと改めて感じました。

人間もそうですが、走り回っていると体温が上がるので、ティトもぶるぶる震える事はありません。とは言え、長い時間外にいるのは可哀想なので、私達は食事を頂いてお散歩をしてからすぐに帰宅しました。

海や河でも遊べるよ

余談ですが、この場所は大きな河の近くにありました。その河は間もなく海へと繋がる場所ですが、北スウェーデンでは冬の間でも海や河で遊ぶ事が出来ます。

 

何故って全てが凍りますから...。自治体が整備してくれるので、そこではスケートも楽しめます。写真にぽつぽつある黒い影は人です。氷上のお散歩を楽しんでいるのでしょう。

 

ウイルス蔓延の今。外へ行きたくても行けない状況で苦しんでいる人が大勢います。私達がいる場所はたまたま人口が少なくて自然が多い場所なだけ。私自身、こんな未来を危惧してここに移住した訳ではありません。もしかしたら自分だったかもしれない人々を、ニュースで毎日目にします。気をつけていたとしても、誰もが明日どうなるかわからない状況です。

職を失った人、手術を待っている人、精神的に孤立してしまった人、自分の頑張りではどうにもならない方々が、一秒でも早く、少しでも救われる状況が訪れる事を切に願います。

どういう時が緊急なのかな...。

私達が住むアパートには予約制で使用出来るサウナがあります。ただ、毎日使用する人はほとんどいないと思います。今はこんなご時世ですし、なおさら。では日々の体の汚れはどう落としているかというと、シャワーで済ませる人が多いように思います。アパートには一応バスタブも完備されていますが、そのバスタブを敢えて取っ払ってシャワーだけにしている人もいます。もともとバスタブがないアパートの方が多いかもしれません。

私はお風呂の国日本で育ちましたので、バスタブがあるのは有り難く、毎日ゆっくりお湯に浸かって疲れを落としています。ただし、バスタブはただの”いれもの”です。日本のような素晴らしい設備は整っていませんので、温かいお湯を入れて、終わったらお湯を抜く。ただそれだけです。

正月早々ハプニング

1月2日。いつものようにお湯を抜き、シャワーを浴びて出ようとしたときの事。いきなり蛇口がバカになり、お湯が止らなくなりました。もの凄い勢いで出続けるお湯。蛇口はどちらに回しても手応えは全くなく、全裸の私は非常に焦りました。色々試しているうちに、蛇口を押し込むとお湯が止る事に気付き、応急処置を施す事にしました。

いらなくなったタオルを切り、蛇口を押し込んだ状態でそのタオルを巻き付け、紐でぐるぐる巻きにして固定しました。

 

それでもまだ水はポタポタしています。

早速Husseにトラブル時の連絡先に問い合わせてもらうと、とりあえず水道管の元栓をひねって水を止めるよう指示されました。そして4日の月曜日にアパートを管理している自治体に電話するよう言われました。仕方がない...。あと一日の辛抱。

そして月曜。緊急で来て欲しいとHusseが連絡をすると、お正月明けで忙しいので明日になると言われました。うーむ...。でも仕方ありません。

元栓と止めると、洗面とトイレの水も流れなくなります。なので、それらを使用する時にはいちいち元栓を開けなければなりません。固定した蛇口が崩壊するのではないかという恐怖に怯えながら、びくびく過ごしていました。

翌日5日。午前中は来なかったので、お昼にHusseがもう一度電話をしてくれました。緊急だからと再度伝えると、優先して行くようにすると言われました。午後、家にいた私は今か今かと待ち構えていましたが、結局その日も来ませんでした。

6日は祝日。7日の木曜日。また朝から待っていましたが、誰も訪れず。Husseが再度連絡し、今までの経緯を説明。ウチには優先的に来てくれるはずだよね?と訊ねました。すると、電話口の女性はこう答えたそうです。

わたし、わかんないし。

......。

ま、まぁここではよくあることです。Husseはイラっとしながらも、じゃあ明日は来るよね?と念を押して電話を切りました。

そして8日、金曜日。故障から一週間です。

誰も来ず。

......。

 

 

 

 

 

 

 

Say,Ho!

ho!

 

 

 

 

 

 

 

Say,HoRenSou!!!

horensou!

 

もうどれだけ叫びたかった事か。しっかりしようよ報連相...。週末、彼らはお休みなので、修理は自動的に来週へ持ち越しです。普段は温和なHusseも流石にキレて、プンプンしていました。

修理を頼むと、業者のおじさんは朝の7時半頃やってくる事があります。彼らは突然やってくるので、それに備えて私は毎朝どきどきしながら過ごしていました。いつ来るのだろう...。蛇口は崩壊しないだろうか...。このストレスたるや。

元栓を開けては締め、蛇口に巻いたタオルを解いては結び、この一週間過ごしてきました。私達は毎回慌ただしくシャワーを浴びるのみ。本当は今週末、ティトをお風呂に入れる予定だったのですが、それも無理。私はプンプンなどという可愛いものではなく、オラオラとマグマが煮えたぎっていました。

どちたの?

そんな私達をティトは癒してくれます。

どちたの?おこてるの?うねうね

 

マグマが冷えていく...。なでられている、のではなくて、なでさせてくれている、ティト。私とHusseは代わる代わるティトの体をむにむにして、癒してもらいました。

イライラしているとそのうちどうでもいい事でケンカになったりしますが、ティトはこのようにして私達を助けてくれます。ありがとね...。

 

ところで、Husse両親に我が家の水道状況を相談すると、でもそれって緊急じゃないでしょ?と言われました。え...?そうなの?水がずっと出ていて蛇口をタオルでぐるぐる巻きにして水道管の元栓を開け閉めして使っているけど、そうなの?

へへへへ...。

あははは...。

良い年になりそだな...。

レインコートを作るっ!

私は日本でパターンナーとして働いていました。パターンナーとは、デザイナーが描いた絵や指示を元に、実際に人が着られる大きさの型紙を制作する仕事です。昔は定規とペンで引いていましたが、現在では大部分がパターン設計ソフトを利用して、ほぼPC作業で進められています。消しゴムで消す必要もありませんし、カッターで切ったりテープで貼る作業もなくなりました。データもポチっと押せば工場に送信できますし、便利なことこの上なし。

現在はクラウドサービスなるものがありますので、スウェーデンにいる私でも、昔から慣れ親しんだCADソフトを使用することができます。作りたい服の型紙を自由にいつでも作れる!

....のですが、残念ながらそれを実寸で紙にプリントして出力する方法がここにはありません。正確には、方法はあるのですが面倒&コストがかかり過ぎて無理。

なので、結局自分で作りたい場合は、実際の大きさを定規とペンで紙に書いていくしかありません。便利さに慣れるって危険です。何かを作りたくなっても、色々考えると面倒だな...と思ってしまい、腰がどんどん重たくなります。

でもティトの為なら

そう、ティトの為なら重い腰が軽くなる!

今ティトはレインコートを2着持っていますが、一枚は穴があいて使い物にならなくなってしまいました。防水の生地が家にあるので、せっかくですから作る事に。

縫い目から水が入らないよう、レインコートには裏からアイロンでテープを貼ります。日本ではそのシームテープが数十m単位で簡単に手に入ります。しかしここスウェーデン。ネットで唯一見つけたのは5mのみ。日本での単価を知っているが故、なかなか踏み出せないお値段。水が入ってきたり破れたらまた作り直せばいいや、と開き直って、シームテープはなしで進めました。

型紙を引く→試し縫い→型紙修正→生地を裁断→縫製

そして完成しました。

雪でも大丈夫!

 

上品な光沢の生地。本当は自分のブルゾンでも作ろうかと思っていたのですが、どうしてもティト優先になってしまいます。家にある材料で作ったので、ファスナーは何故かゴールド。再帰反射テープのシルバーと主張し合ってしまいました。なんか強そう...。

ぼくはヤンキーじゃないからね。

 

でも反射テープは暗い散歩には必須です。ライトに当たると驚く程光るので、ティトの存在を自転車や車の運転手に知らせる事が出来ます。安全第一。

裏面。シームテープなし。

 

ウエストと首回りはゴムを入れたのでサイズが調節できます。中にインナーを着る場合はゴムは絞らず、一枚で着る時には絞り、なるべく歩きづらくないようになっています。

昔購入して家にあるもう一枚のレインコートを参考にしましたが、袖の付け位置やお腹の開き具合など、サイズは全てティトに合わせました。

細かい事はどうでもいいし、ぼく。

 

これで体にまとわりつく雪玉が防げます。これから同じものを違う生地でもう一枚作成予定。破れようが、穴があこうが、これからもどんどん走り回ってお散歩を楽しんでもらいたいと思います。