Tシャツを買ったけど後悔
服を買う決め手
街にはリサイクルショップがいくつかあります。先日Husseとティトと街ブラをしている時、フラッと立ち寄ってみました。ティトも入店許可してもらえたので一緒に。
ほぼ毎日筋トレに勤しんでいるHusseは、一年前に比べるとだいぶ胸板が厚くなってきて、二の腕も太くなり、持っているTシャツがきつくなり始めていました。なので、良いTシャツがあったら買おうと、私も一緒に探してみました。
彼はファッションには無頓着なわりに、色や柄、肌触りにはこだわりがあります。
以前、洋服屋さんでネイビーとベージュのボーダーTシャツを見つけました。彼に似合うと思って薦めたのですが、ピーナツバターみたいでイヤだと言われました。
おもしろいじゃん。買いなよ!とさらに推しましたが、彼はノーの一点張り。まぁ私が着るわけではないので彼の意見を尊重し、買わずにお店を後にしました。絶対イヤだと思ったら気に入る事はその後なく、それとは逆に、一度気に入ったら譲らない一面もあります。たとえそれが体に合わなくとも。
虎が好き!
彼は虎とか龍が好きです。ヤンキー風情ではなく、子どもが恐竜に憧れるみたいな感じ。強くてかっこいい!とか言っています。
そんな彼が、リサイクルショップで虎がプリントされたTシャツを見つけました。否、見つけてしまいました。
その時点で彼の目にはもう虎しか映っておらず、サイズなどおかまいなし。彼はスウェーデン人男性の平均身長である180cmで、通常ならMかLサイズ。ところがそのトラTは2XL。ん〜大きい...。
いくら私が似合わないと言っても聞く耳もたず、試着もせずに買ってしまいました。
リメイクする...
帰宅してすぐに洗濯。その後Husseは、わくわくして乾いたTシャツに初めて袖を通しました。ところが、鏡をみて顔が曇ります。
ん〜...これ大きいね。なんか似合わない...。
っておい!
言ったよね!?私言ったよねー!!
今度からきちんと私の意見にも耳を傾けてくれ、とお願いするのと同時に、もう買ってしまったものは仕方がない、私が縫い直すよ、と申し出ました。神。
ビッグTは今や一般的ですが、彼には似合いませんし本人も好きじゃないので、普通サイズにリメイク。衿ぐりはそのままで、肩幅、袖ぐり、身巾や袖巾をそれぞれ小さく修正。
パターンナーをしていた頃を思い出しました。針山を手首につけ、メジャーを首に巻き、鏡とTシャツを着た彼を交互に見ながらピン打ちしたりテープを貼ったり。感覚の鈍りを痛感しつつも、楽しかった思い出が蘇りました。あーまたやりたいなー...。
ちょっと間違えちゃった
そうしてできたトラTがこちら。左がリメイク前で右がその後。
ちょっと丈を短くし過ぎちゃいました。そのため、虎の位置も下がって見えます。
それでもHusseは大変満足してくれたので良しとします。もう切っちゃったから長くできないし。反省を次回に生かすのみ。
ティトは興味津々
ビフォーアフターの写真を撮りたいからそこに立ってくれる?とHusseにお願いすると、ティトは興味津々でHusseについてきました。
虎と勝負するかのように、虎めがけてガウガウ言っていました。
Tシャツに満足したHusseと、いつも家族の中心で居たいティト。
そして、Tシャツが無駄にならなくてよかったー、とホッとする貧乏性の私でした。