カワイーヌ・ティトの北欧生活

北欧で暮らすハバニーズ、ティトと飼い主Matte&Husseの日常

慣れない事をした

Husse誕生日について先日も書きましたが、今日はその当日のお話です。

誕生日は平日でした。週末にゆっくり祝うつもりだったので、誕生日当日は特に何も予定していませんでした。以前サプライズについての記事を書きましたが、Husseは私とは真逆で、私が仕掛けるサプライズが好きです。なので、その日は内緒でケーキでも作ってあげようかと思いました。

kawaiiinu-tito.hatenablog.com

料理は苦手

と、言いつつ。私のお料理歴はたったの2年です。

料理は苦手でしたし、そもそも好きではありませんでした。日本で一人暮らしをしていた時も、外食したりご飯だけ炊いておかずは買って来たり、自炊は一切していませんでした。

Husseと住むようになって始めた訳でもありません。当初、料理は彼の担当でした。私は洗濯や掃除などその他の家事担当で、お互いが得意なものを受け合う完全分業制を貫いていました。その為、日本食が食卓に並ぶ事はありませんでした。和食が恋しいなーと思っても、それ以上に料理をするのが嫌でした。

ところが。

そうも言っていられなくなりました。Husseが仕事の都合で毎日料理するのが難しくなり、私が代わりにやらざるを得ない状況に。というか私がやるよ、と自分から言ってしまったのですが、言った直後に後悔したのは言うまでもなく...。

しかしそれから2年。料理上手な母や友人のアドバイスのお陰で、少しずつできるようになりました。まだまだレパートリーは限られていますし、わからない事も沢山ありますが、少なくとも料理が嫌いではなくなりました。

そんな私が初挑戦

お菓子作りも然り、苦手です。以前焼いたスポンジケーキは薄くてカチカチになり、膨らみませんでした。失敗も経験ですからまた挑戦すればいい話ですが、やる気残量が0.5%位しか残っていない為、それから焼いていません。

今回のサプライズでは、簡単だと書いてあったキャロットケーキに初挑戦しました。スポンジケーキよりはだいぶハードルが低いだろう、と予想して。

一応レシピ通りに混ぜて型に流し込みましたが...。これ...大丈夫か?私何かやっちゃった...?疑心暗鬼のままオーブンで焼き、一応出来上がりました。そして飾ってみました。

おだんどうび おめでとう

 

粉砂糖を振って書いた文字はつぶれてしまい、何の日を祝っているのかわからなくなりました。ロウソクもありませんし、派手さに欠けます。でも美味しければ帳消し。

ティトが癒し

やり慣れない事をする時は、段取りも悪く時間がかかります。いつもはティトと遊ぶ時間にもケーキに手こずってしまい、かまってあげられませんでした。文字を切り抜いている最中、あたふたする私をティトはジッと見つめていました。私が何かに集中しているのはわかっているみたいでした。

ぬーん。

 

何か企んでいる顔です。

Matteは今ボクと遊べない。でもボクは遊びたい。じゃあどうする?

?? なにやらコソコソ。
 
靴下取ったった。

 

ぼく靴下取っちゃったけど?Matteどうする?取り返したくない?(=遊ぼ!)

まるでそんな風に言っているようでした。私がその辺に靴下を脱ぎ散らかしたのがこれでバレてしまいましたが、ティトは追いかけっこがしたくて私を試していました。

行っちゃうよ?いいの?(=来てよ!)

 

少し進んで私が追いかけてくれるのを待っていたティト。私はHusseが帰ってくるまでに仕上げたかったのですが、こんな写真を撮っている暇があったら遊べるよな、と我に返り、結局ティトと追いかけっこをして遊びました。幸せ。

私もサプライズ

いいタイミング(私にとって)でHusseの帰りが遅く、ケーキは直前で間に合いました。人参ケーキを見せると彼は非常に喜んでくれたので、作った甲斐があったと私も嬉しくなりました。

早速席について実食。残念ながら、味で見た目を帳消しにできず。ものすごく人参の味でそこでもサプライズをかましてしまいましたが、それでも彼は喜んでくれました。こういうところは見習いたいです。

その後、私はキッチンの片付けをして、Husseはなにやらゴソゴソしながらリビングでくつろいでいました。さぁ今度はゆっくりティトと遊ぼうかなー、と私もリビングに行ってびっくり。

お地蔵さん...?全然我が家のコンセプトじゃないのですが。なぜ突然ここに鎮座??

Husseに話を聞くと、どうやら同僚が誕生日のプレゼントにくれたそうです。さっきゴソゴソしていたのはこれか...。

わざわざ買ってくれて、しかも重いのに持って来てくれて、なんていい同僚なんでしょう...。という天使の私も確かに存在しますが、困るんだよねこういう置き物、という悪魔の私も同在致しており、非常に複雑な気分になりました。Husseが喜んでいるからなおさらです。

彼はお地蔵さんが持っているキャンドルを見つめながら、その後瞑想に突入しました。

自分達の意思とは関係なく、サプライズは色々な方面からやってきます。彼が目を瞑っている間に地蔵を誘拐しかけましたが、流石に思い直しました。私も瞑想が必要かもしれません。いつかは広く素直な心を手に入れたいものです。