カワイーヌ・ティトの北欧生活

北欧で暮らすハバニーズ、ティトと飼い主Matte&Husseの日常

かまってよーう

先月の頭頃から、ティトに関して私はちょっと気になっていることがありました。

なんだか様子がおかしいのです。特に普段と変わらない生活を送っているのに、クンクン、きゅいーんと悲しそうに鼻を鳴らすことがよくあるのです。

 

丸まって寝ている時や、ベッドの中から私を見つめながらキュイーンと言われると、もしやどこか痛いではととても心配になります。体を触ったり遊ぶ様子を注意して見てみましたが、特に変わったところはなし。食事や排泄物のチェックも入念に行いましたが、それも問題なし。走り回って遊んで散歩もスタスタ。はて?

 

そんなとき、ちょうどワクチン接種と定期検診の為、病院に行くことになりました。

kawaiiinu-tito.hatenablog.com一通り検査が終わってから、鼻を鳴らす件について相談してみました。お腹の調子は確かに悪く、フードを切り替えるように指示を受けたのですが、獣医さん曰くそれとは関係ないとの事。

ただ甘えているだけ、だそうです。

要するに、かまってちゃん。

 

お散歩は一日3回、家でも追いかけっこをして遊び、スキンシップもむしろウザがられるほどしていると思っていたのですが、それは私達の傲りや一方的な見解に過ぎなかったのかもしれません。反省です。

ティトはもともと私達に甘えてくるタイプではありません。膝の上に乗ってきたり、撫でて欲しいと催促することは皆無です。そのかわり、さみしいよーと鼻を鳴らして私達に気持ちを伝えるのがティト流の表現なようです。今までそんな事はなかったので、私達も獣医さんに聞いて驚きました。

かまちょだと判明してから改めてティト行動を見てみると、感心するのと同時に笑ってしまうこともしばしば。

例えばこちら。

悲しそうな目で私を見つめながら、ベッドから降りられないよぅ、と鼻をクンクンならし、私にかまってもらおうとするティト。

たすけてよぅ

 

い、今さら?その低いベッドを今まで何度ぴょんぴょん上がり下りしてたっけ...?

こわいよぅ

 

この表情。とっても悲しそう...。かまってもらうための術だとわかっていもちょっと心配になり、一応体を触って確認するのですが、ベッドから下ろしてあげると途端に元気になって遊びに誘ってきます。かわいい小さな頭で気を引く方法を考えだしたかと思うと、プププッ!と可笑しくなってしまいますが、同時にその懸命さには胸を打たれます。

 

実は獣医さんに相談してしばらくはティトの欲求に素直に答えていました。でも、このままずっとこうして暮らしていくのか?と考えた時、これはあまり健全ではないなと思い、ティトに話をすることにしました。

ティト、自分でベッドから降りないとだめだよ。出来るでしょ?と。

それでもしばらくは、できないよぅ、とクンクンしていましたが、私はめげずに続けました。

すると坊や、諦めたようにベッドから後足を降ろし、私の方へやってきました。そう、できる。ぴょんっと軽々ベッドから降りてスタスタ。

要求に応えた時の、しめしめってほくそ笑んでいるようなしたり顔はとても面白いのですが、いつも応えてばかりだとわがままボーイになってしまうので、応えたり応えなかったり様子を見ながら接しています。

最近では鼻を鳴らす回数はめっきり少なくなりました。私が誰かと電話をしていたり、お客さんが来てかまってあげられないと、遠くの方で丸まってキュイーンと鼻を鳴らすことはありますが、普段の生活は以前とほぼ変わらなくなりました。

 

改めて犬は賢いと感じる出来事でした。

私達のかわいいティト。演技派の新たな一面が見られて、また更に大好きになりました。過去でも未来でもない今のティトと向き合っていくのが大事だと勉強になります。変化を見逃さず、これからも慢心せずに精進してまいる!

はいがんばってー。ぐぅ。