夏の旅。楽しい記憶で終わりたい。
旅の続き、第5弾。
2日目の朝、とてもすっきりと目が覚めました。前夜は21時半に眠ったため夜中2時頃に一度目覚めましたが、またすぐに朝まで爆睡。こんなにぐっすり眠ったのは記憶にないくらい久しぶりです。
さわやかな朝です。朝食は8時からだったので、その前に森の中をティトとお散歩。キラキラ眩しい太陽と澄んだ空気、鳥のさえずりと蚊や蜂やブヨ...。
今回私は日本の蚊取り線香を持参しましたが、部屋では効果覿面でした。寝る時も不快な飛音に悩まされる事なく、刺される事もなく。外を歩く時は携帯ベープが大活躍。水辺では蚊の数が多すぎて太刀打ちできませんでしたが、森の中では十分役に立ってくれました。旅行中に私が刺されたのはわずか3箇所のみ。奇跡です。
散歩から帰ったら、ティトのご飯を持ってレストランへ。一緒に朝食です。
ティトも一緒に朝食を食べていると、ホテルの方がティトに水を用意して下さいました。さすがハスキーが180匹いるホテル。
2泊するとのんびりできます。景色を眺め、食後にはゆったりコーヒーを飲み、ぼーっとしたりお喋りをしたり。
2日目の予定は特に決めていませんでしたが、Husseオススメの川があったのでとりあえずそこへ向かうことにしました。良い景色を見つけたら途中で停まって写真を撮ったりしながら。
しばらく車を走らせると、Husseオススメの場所に到着しました。彼曰く、ここはスペシャル!だそうです。
こういう景色、よく見るけど?
どうやら2本の大きな川が合流して、すぐにまた分岐する場所らしいのですが、スペシャル感が漂わず。Husseもあれ?と首をひねっていました。その後この周辺を色々車で走って見てみましたが、特にエキサイティングな場所は見つけられず。
自然は雄大です。圧倒されて見入る事もしばしあります。でも見慣れると当たり前になってしまいます。私はどちらかというと心が汚れておりますので、いくら美しい景色と言えどもそれが日常となるとそこまで心が動かされません。なんか最低ですね。
代わりに訪れるような胸躍る場所はありません。じゃあその辺でのんびりしようよって?もうのんびりし過ぎて飽きてきた!そしてイライラしてきた!自分で書いていてアレですが、なんかほんと最低ですね。
Husseにも私のイライラが伝染し、車内の空気は重苦しくなるばかり。唯一の救いはティトです。ティトが楽しければ私達も楽しくなる。偶然見つけた川辺の広場で思いきり走ってみんなで遊ぶ事にしました。周りには誰もいなかったので、ティトはノーリード。
これこれ。みんなで楽しむってこういう事です。気分転換できて我々の雰囲気も良くなりました。
そうこうしているうちにお昼ご飯の時間がだいぶ過ぎてしまいました。ランチを過ぎるとディナーまで閉めるお店が多く、結局ホテルに戻って朝食と同じレストランで食べる事になりました。
ティトは私達の足元で恨めしそうにこちらをチラチラみてはお昼寝していました。いつもはぐっすりお昼寝する時間に沢山走って遊びましたから。
あまり連れ回すのもかわいそうですし、私達もちょっと疲れたので食後は部屋で少し休憩。その後は特に遠出する事もなく、近所をブラブラしたり水辺でパシャパシャして過ごしました。
そして最終日。散歩をして朝食を食べたらすぐに荷物を整理し、私達は家路につきました。そそくさ帰ったのには理由があります。
ティトと朝の散歩中、Husseが宿泊客の中に大嫌いな知り合いを発見してしまいました。相手は気付いていないようでしたが、アイツがいる!とわかった瞬間にHusseのテンションはがた落ち。アイツに気付かれないうちに早く帰りたい、という訳で、チェックアウトの時間よりだいぶ前にホテルをあとにしました。
終わりよければ全て良し。と言って終わりたい!
運転中にHusseの気持ちは段々落ち着いてきたようですが、帰宅後ちょっと休んでから改めて旅について話し合いました。旅で楽しかった事や良かった事を思い出して話し合い、私はイライラした事を反省。大嫌いなアイツは私達の旅行には無関係、っていうかアイツのせいで台無しにしたくない、つまり旅は楽しかった!という結論に結びつけました。多少強引ですが、どうせなら良い記憶を強く残したい...。
今回私達が滞在したホテルがこちら。
夏と冬では全く異なり、同じ場所とは思えません。どちらも魅力的でありユニークです。冬にもう一度行ってみたいね、と話しています。
以上、2021年夏休みの旅の記録でした。
5回に渡りお読み下さった方々、どうもありがとうございました。