カワイーヌ・ティトの北欧生活

北欧で暮らすハバニーズ、ティトと飼い主Matte&Husseの日常

SÖTNOS TITO

Titos svenska liv med Matte och Husse

夏の旅。伝説の村おこし!

旅の続き、第3弾。

KEROを出発した私達は、最終目的地であるKangos(カンゴス)に向かいましたが、通り道には私が一度は訪れてみたかった場所がありました。もー...またぁ?ってティトはきっと愚痴りたかったはず。ごめーん。

Lovikka(ロヴィカ)

北スウェーデンにある小さな小さな村の名前です。興味がない人にとっては何それ?どこそこ?っておっしゃるでしょうが、編み物好きな人達にとったらまさに聖地。

Lovikkavante(ロヴィカヴァンテ)と呼ばれる手袋で、有名な場所です。現在では商標登録もされており、伝統的な手法で編まれた正真正銘のロヴィカ手袋には、タグがきちんとついています。初めてHusseが私の実家に来た時、私の母にこの手袋をプレゼントしてくれました。

www.shopinlapland.com

エリカ様

今からおよそ130年前、ロヴィカに住むエリカさんという女性が件の手袋を考案しました。とても貧しかったエリカさん一家。大勢の子ども達を養うため、旦那さんは森で働き、エリカさんは得意の編み物で生計をたてていました。

ある日、エリカさんは分厚くて温かい手袋を編もうとしましたが、予想以上に分厚くて硬い手袋ができてしまいました。お客さんは当然それを好まず、エリカさんは悩みます。そこで試しに手袋を洗い、編み目に沿ってカーディング(針のようなブラシで毛糸をこすって馴染ませる)を施しました。裏も表も丁寧に。すると手袋はモコモコ毛羽立って柔らかくなり、とても着け心地が良くなったのだとか。

エリカさんが創り出したその手袋は大人気となり、とても一人では需要に追いつかなくなりました。学びたいという村の女性達に製法を教えていくうちに、それはたちまち村の大切な収入源となったそうです。

彼女の発想力でどれだけの人が救われた事でしょう。今も語り継がれるロヴィカ手袋。伝説が生まれた村を訪れ、できる事ならその地で毛糸を買いたい!そんな理由から、私はここに来たかった...。

あ、あれ...?

何度も言いますがとても小さな村です。ですが、村の入口には3mを越す巨大ロヴィカ手袋が存在する、とHusseから聞いていました。さすが。楽しみ。

村についてその場所を見てみると、手袋がはずされて手袋型の木の土台しかありませんでした。

冗談だと言ってくれ

 

たまたま近くでグリルをしていた村の人に、Husseが聞いてくれました。巨大手袋どうしちゃったの?って。すると村人はこう言いました。

あーあれね、ウールだからかな、虫に食われちゃったの。

だから燃やしちゃったの。

また編まなくっちゃねー!ぐははは!

 

......。

ですって。

ま、まぁ仕方がありません。気を取り直して、毛糸が売っているお店はある?と聞いてみました。すると村人はこう言いました。

お店?毛糸の?

ないよ?

あー、でも靴下とか手袋とか編んでいる人はいるから訪ねてみたら?この道まっすぐ行った奥に住んでるよ。

 

......。

ですって。

とりあえず言われた道を進みましたが、Husseと私の考えは言わずもがな一致していました。

嘘だと言ってくれ

 

引き返そう。そして滞在先のコテージに向かおう。

っていうか見ず知らずの旅人がコンコン、編んだ手袋見せて下さーいって突然訪ねてきたら困るだろうし我々に突撃する度胸はないしなにせ遠い、という事でロヴィカ探訪はおしまいです。

ティトはのどかな村をお散歩できて楽しそうでした。

ん?ティトうしろ?Matteったら何言ってんの?

 

途中、ねこちゃんがこっそり後をついてきていましたが、ティトは気付かず。志村うしろ!のテンションでティトに知らせましたが、は?って顔で見返されてしまいました。ねこちゃんは完全に気配を消しており、お尻の匂いを嗅がれて初めてティトは振り向く始末。2匹ともかわいかったー。

さよならLovikka

色々残念でしたが、訪れてみないとわからない事は沢山あります。こんなこともあるよねーと思いながら村をあとにしました。

車で少し走ったところであるものを発見。手袋の里らしいバス停です。

親指部分が覗き窓に。

 

ここに来ないと見られなかったでしょう。それだけでも来た甲斐があるというもの。私に付き合ってくれたHusseとティトに感謝を述べて、ついに最終目的地に向けて出発です。

Kangos(カンゴス)

ホテル(コテージ)はカンゴスという場所にあります。アップダウンの激しい舗装されていない林道を進むと、森の中にひっそりと佇んでいました。到着したのは16時過ぎ。一先ずチェックインを済ませてコテージでちょっと休憩。

レセプション

 

我々が滞在するコテージ(一番奥)

 

室内

 

写真では死角になっていますが、部屋にはソファーベッドもあったので4人まで宿泊可能です。夏なので暖炉は必要ありませんが、あるだけでなんだか雰囲気が出ていいですね。

私は運転免許がないので、Husseがずっと運転をしてくれました。さぞかし疲れたでしょう、と思いきや、彼は全く疲れていないとの事。正直私はお昼寝したかったのですが、なにやらHusseがソワソワもぞもぞ...。なんだ?

ここのロケーションはとても素晴らしく、私達はとても癒されました。

その様子やHusseのソワソワの理由など、また次回に続きます!