カワイーヌ・ティトの北欧生活

北欧で暮らすハバニーズ、ティトと飼い主Matte&Husseの日常

素直な人へのプレゼント。

毎年ハマるけれど今年は更にハマっている編み物。ティトのセーターや私のミトンばかり編んでいますが、そろそろHusseの分もつくらねばならぬ、と考えていました。

kawaiiinu-tito.hatenablog.com

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結論から言うと、編みました。ミトン。

 

実は8月に編み上がっていました。しかし失敗です。なぜって片方しか編めなかったから...。

家にある半端な糸で編もうと思ったのが失敗(っていうか失礼)。毛糸の重さを計って始めたのですが、片方編み上がったところでもう一度計ってみたら、どうやってももう片方足りないことが判明。Husseの手が大きいからいけないんだ!と逆ギレしてみたりもしましたが、どうなるわけでもなく。結局これはそのままで、新たに編むことにしました。

そしてできたのがこちら。

完成!

 

今回は新しい技法に挑戦したので、一色でシンプルな仕上がりですがとても時間がかかりました。

tvåändsstickning

トヴォーエンズスティックニング。スウェーデンが発祥で、1600年代にはすでにこの編み方が使われていたようです。2つの(två)端を(änd)編む(stickning)という意味合いの技法。その名の通り、毛糸玉の最初と最後の端からスタートして、必ず2本(もしくは3本)を使用します。その際2本の糸は右手に持ち、2本をねじって交差させながら編み進んでいきます。活字にすると何が何やらわからん編み方です。

こちらの動画には大変お世話になりました。この不穏な音楽も癖になる...。


www.youtube.com

 

手が慣れるまでに時間がかかり、わかったつもりで応用してみたら間違っていてやり直したり、自分のものになるまで非常に時間がかかりました。

模様の出し方も特殊です。

 

 

これはただの裏編みではありません。恥ずかしながら説明出来る語彙力がありませんので、気になる方は先程のyoutubeチャンネルを訪れてみて下さい。模様編みのやり方もアップされていました。

編み記号も特殊なので、目にした時は何を語っているのかさっぱりわかりませんでした。それでも知りたい、覚えたい、という欲求は強い味方です。普段は熱心に読まないスウェーデン語もここぞとばかりに熟読。この熱、いつでもどこでも発揮したい...。

 

裏面は2本の糸がねじってあるので、編み地は密で厚みもでます。その為とても温かく、さすがは北国発祥だと納得できます。

裏面

 

ようやく出来たHusseのミトン。早速渡してみると、とても喜んでくれました。例え家にあった余り糸でも練習でも、色やデザインが趣味じゃなくても、素直に喜べるHusseは見習うべきところです。彼の場合上辺ではなく、心底嬉しそうにします。なぜ??すごいな...。私ならはっきり言ってしまうでしょう。その色好きじゃないとか。その模様イヤとか。あー最低。

 

私がこれを編んでいる間、ティトはこんな感じでした。

後足はクロス!

 

すごい寝相。でもティトはよくこの体勢で寝ます。

だから、後足はクロス!気付いて!

 

短い脚をわざわざ交差するなんて...って、あ!

私が糸を交差させて編んでいるからティトも真似して...!?ごめんねMatteは今気付いたよ!シンクロさせるなんて賢い子!

 

って当然こじつけですが、偶然にも我々は同時にそれぞれ交差させていました。私は糸を、ティトは足を。短い脚...かわいいな。

 

先日は寒波がやって来て、夕方の散歩時に−10℃まで気温が下がりました。もう手袋の出番です。酷使してくれていいので、沢山使ってもらえたらと思います。ダメになったら今度は練習ではなく、余り糸でもなく、きちんと編みますので。おそらく。