カワイーヌ・ティトの北欧生活

北欧で暮らすハバニーズ、ティトと飼い主Matte&Husseの日常

もう5月なのにね...休日のお散歩

週間予報はこの先一週間以上ずっと雨マークの北スウェーデン。

けれど実際は晴間が覗いたり、小雨がちょっと降る程度だったりして、散歩で雨に打たれるのは幸い免れています。

もうほとんど雪も解けましたし、曇天でしたが週末はお散歩しにちょっと遠くまで車で行きました。 

スンスンスン。新しい匂い発見!

 

ここはもうすぐ海へと繋がる川。自然に囲まれた景色を眺めながら、ランニングや犬のお散歩、グリルを楽しむ人達でそこそこ賑わっていました。写真では全く伝わりませんが。

 

 夏にはここでネットを張り、ビーチバレーをしている人も見かけます。今年は楽しめるかしら...?

途中、ちょっとベンチで休憩。ふとティトを見ると、何やら言いたそうにしていました。

HusseとMatte、ねぇねぇちょっと。

 

ん?どしたの?かわいこたん。
あれ見てよ。さすがのぼくもまいるでござる。

 

ん?川辺の方角だね?どれどれ....
あの白いのは...。

 

そう、氷です。岸はまだ凍っていました。真冬には川や海は全て凍り、その上をトラックがぶりぶり走れるくらい分厚い氷に覆われます。でももうさすがに解けたよね!と思っていたら、まだでした...。ティトが冷めた目で眺めるのもわかる気がします。って実際はたぶん鳥を見ていただけですが。

長くて暗い冬を乗り越えた人々は、今か今かと夏を待ちわびています。気温もだいぶ上がって、先週は急に15℃まで上がりました。早速上半身裸で犬の散歩をしている人もいました。緑に包まれた夏はきっともうすぐ?氷も雪も早く消えて頂きたい...。

 

この日の夕方は近所をお散歩。ティトのガールフレンド、レイラのお宅を経由しました。お庭にいる事が多いレイラ。今日もいるかしらーと覗いてみると...?

あ、ティトくんいらっしゃい!

 

いました。レイラはアラスカンマラミュートという犬種で、ハスキーよりも一回り大きい体格をしています。つまりティトの何倍も大きい。でもお友達になるのに体格差なんて関係ありません。彼らはお互いが大好き。レイラはきゅーんきゅーんと喉を鳴らしながらティトと遊ぼうとしますが、残念ながら繋がれているのでこちらまで来られず。レイラの飼い主さんによると、ここまでキュンキュン言うのはティトだけだそうです。なんだか嬉しいね、ティト!

ティトは尻尾を振りながら、柵越しにレイラに熱視線。

レイラたん...一緒に遊びたいね...。

 

どうにか入れないものかと柵の下に頭を突っ込んだり、隙間から鼻をぐりぐり押し込んだりして、ティトも試行錯誤。こんどお散歩で会った時に遊ぼうね、と声をかけてお別れをしました。名残惜しそうな2匹...。

 

人間は夏を待ちわびていますが、レイラにとってはきっと嫌な季節なのでしょう。もこもこで温かい毛で覆われた体に、暑さはキツいはず。−10℃くらいでも気持ち良さそうに外でお昼寝していましたから。

 

レイラにだけ早く冬が来るといいね!そして私達には永遠の夏を...。

早く緑に包まれたいと願う5月半ばのお散歩でした。