ティトの不思議な行動
私もHusseも、幼い頃にほんの短期間だけ犬と暮らした事がありますが、残念ながらほとんど記憶にありません。自分達が全責任を持って犬のお世話をするのはティトが初めてです。
最初はわからない事だらけであたふたすることばかりでした。当然事前に犬について勉強していましたが、その通りにいかないことも沢山ありました。わかってあげられていないと実感することも多く、寝る前には反省の毎日。ネットや本の情報に頼り過ぎて、頭がパンクしそうになったこともありました。
人間は一人ひとり個性があって同じではありません。犬もそうだと気付いてから、情報に頼るよりも目の前のティトをよく観察していく方向にシフトしました。するととても楽になりましたし、どんどん絆が深まる感じがしました。人でも犬でも、お互いを知り合うには時間の共有やコミュニケーションが必要です。
もうすぐで一緒に暮らし始めて3年半。犬についてというよりもティトについて、今では日常生活のほとんどの事がわかるようになりました。
ところが...。
よくわからない行動も未だにいくつかあります。その一つが、水を飲む前のティト。
ティトがいつどれくらい水を飲むのかは、だいたい決まっています。量は一日トータルで約600ml摂取で、タイミングはこんな感じ。(夏はこれより量、回数が増えます)
- 朝食が終わって約1時間後
- 昼のお散歩の後
- 夕食後すぐ
- それから約1時間後
- 本格的に寝る前(だいたい0時頃)
散歩後や食後にすぐ飲む場合はとても喉が渇いている様子で、水飲み場に迷わず直行します。それ以外のとき、ティトは考える仕草をします。
水の入った容器の側で寝転び、じーーーっと見つめます。遊んでいる最中でも、スーッとフェイドアウトしてこうして横になります。考える事しばし。その後突然むくっと起き上がります。
あーあ、めんどくさいなーって声が聞こえそうなほど、だるそうに起き上がります。本当に腰が重たそう。
すごい飲むじゃん...。あれだけだるそうにしていたので、ちょっとお口を潤したいだけかと思いきや、美味しそうにがぶがぶ飲みます。
いつ何を考えてもティトの自由ですが、横になって水を見つめるあの約10分間は何なんだろう、といつも不思議に思います。何か問題があるわけではなく、健康で元気なティト。これは単になんでだろなって話です。
お水を飲んだ後は満足顔のティト。さっきまでのだるそうな様子は一切ありません。
お口周りは水でびしょびしょ。私達は毎回それをタオルで拭いてあげます。お利口なティトはそれを承知で、飲んだ後は必ず私かHusseの元までやってきます。
このときはカメラを向けていたのでズンズン私に向かって歩いて来た結果、こんなアップになりましたが、普段は足元を鼻でツンツンして知らせてくれます。
小さな頭で考えている様子はとってもかわいいです。ティトにはティトのルールや考えがあるのでしょう。これからもお水の前で考えるティトを見守っていこうと思います。あーかわいい!