カワイーヌ・ティトの北欧生活

北欧で暮らすハバニーズ、ティトと飼い主Matte&Husseの日常

バルト三国に行きたい

海を挟んでフィンランドの南に位置するのはバルト三国。エストニア、ラトビア、リトアニアの三か国を指します。

スウェーデンのストックホルムからそれぞれの首都までは飛行機で行けますし、フィンランドのヘルシンキからエストニアのタリンまではフェリーで2時間。フィンランドに旅行がてら、日帰りでタリンを楽しむ人も大勢いらっしゃいます。

 

私も行きたい...。

スウェーデンに住んでおいてアレですが、私は海外旅行にはあまり興味がありません。でも手工芸には非常に興味があります。

バルト三国の手工芸は北欧とも似ていますが、当然の事ながら独自の文化もあります。エストニアはレース編みが盛んであり、ラトビアはミトンや柳細工、リトアニアは麻製品やビーズ編みが有名です。以前友人がラトビアに旅行に行った際には、お土産にミトンのキットを買ってきてくれて、私は大変大喜びをしました。

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夏の終わり頃、私はエストニアのレース編みにハマりました。

ハープサル地方が発祥のハープサルレース。細い糸(本来はシルク)で編むためとても繊細で難しく、時間もかかります。しかし仕上がりは非常に美しくうっとりしてしまいます。

このレース編みの特徴は、ハープサルノップ(ナップ?)という編み方です。所々に糸の塊(玉)があり、全体のアクセントになっています。

 

私はこの技法を知りませんでした。そもそもハープサルという名前も知らず、ただネットで素敵なレースを目にしただけでした。編みたさ一心で、目にした写真から色々辿って調べ、ようやく発祥地や編み方を知りました。

情報を集めたら練習です。最初はコツが掴めず目が汚くなったり、何度も失敗してほどきました。何に対してもそうですが、出来るようになりたい、上手になりたいという気持ちは強い味方です。いくら失敗してもまた挑戦しようと思えます。その気持ちが投資などに向いたら、私は今頃ぐへへへと笑っていられるかもしれませんが、残念。そちらには全く興味なし。

家にある材料で練習したので仕上がりがちょっとアレですが、ハープサルノップを駆使したエストニアのレース編み、出来ました。

わかづらいずら。

 

ミトンです。レース編みだけだとスースー風を通してしまうので、2重にしました。

内側はベージュで。

 

この時はまだニットプロの輪編みセットを買っていなかったので、5本の棒針で編みました。しかも太さが違う針だったので目が揃っていなかったり、棒針を変える位置で目が開いてしまったり、反省点はいくつもあります。シルクは高いのでなかなか手が出せませんが、今度はきちんと良質な材料を買って、適した道具で編もうと思います。

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このミトンを編んでいる時も、ティトはいつものように控えめなアピールを送っていました。

いつ遊べるかなー。

 

いつなのかなー。首がいてまうよー。

 

かわい。クッションがあったらきちんとクッションを使うティト。こんなかわいい姿で見つめられたら当然遊びますが、模様編みなどをしているときは、目を数えながら編んだりしているので、すぐに遊べません。ちょっと待ってこの段だけ編んじゃうからあと少しだからいい子だねえらいね大好きだよティトトントンティントーン、と声をかけながら急いで編みますが、話しかけた結果目数がわからなくなってまた数え直すこともしばしば。そんな姿も冷めた目でじーっと見ているティト。遊びたいよ!と訴えているわけではなく、Matteって頭アレだなって思って見ているだけかもしれません。

 

この茶色の糸は沢山あったので、このミトンとお揃いでニット帽も編みました。それはまた次回に...。

 

 

ニットプロの輪針セットを買った!

私の祖母はとても編み物が上手で、セーターはもちろん、レース編みなどの細かくて時間のかかる作品も数多く編んでいました。

晩年は認知症を患っていたためもう編み物をすることはなくなりましたが、代わりに私が引き継ぐよ!と言って祖母が使っていた編み針一式を譲ってもらいました。それから大事に使っていましたが、年季が入った竹製の棒針はどんどんしなり、先端も割れてしまい、徐々に本数が減っていってしまいました。

靴下やミトンを編むときは同じ太さの棒針を5本使いますが、そのうちの1本が欠けたりして4本で編んだり、太さの違う棒針でなんとかごまかしながら編んでいました。

日本の棒針の太さは号数で表記されています。対してヨーロッパではミリ単位での表記です。例えば3号針は3mm。わかりやすい。でも5号が5mmかというとそうではなく3.6mm。9号は4.8mm。おいなんだこれ。

なのでスウェーデンで買い足そうとしてもなかなか同じ太さを見つけるのが難しく、どうしようか悩みました。でもこのままちぐはぐな太さを使い続けると仕上がりに影響するので、意を決して一式新しく揃えることにしました。

KnitPro ginger輪針セット

世の中には沢山の輪針セットが出回っていますが、せっかく買うのなら長く使える良いものを買いたいと思い、沢山の輪針レビューをネットで検索しました。そしてもの凄く悩んだ結果、ドイツの会社のニットプロに絞りました。そしてまた何日も考えた結果、ジンジャーシリーズのこちらに決定。Amazonでポチ!

 

  • 交換式針が11組(3.5 / 4 / 4.5 / 5 / 5.5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / 12mm)
  • 40cmと50cmのコード2組ずつ(針に装着した状態での長さ)
  • エンドチップ8個
  • ケーブル装着キー4本
  • マーカー20個
  • ペン1本
  • マガジンキーパー磁石 大×1 , 小×3

付け替え方はこのようになっています。

 

付属の装着キーをコード先端の穴に入れて、しっかり回して固定します。結合部分は非常に滑らかで、糸が引っかかる事はありません。すばらしい...。輪針はマジックループにしたり、平編みでも使えます。輪になるのが煩わしいなら、コードエンドを装着してもOK。

 

便利です。ただ、最後まで私は他のセットとこのセットのどちらを買うべきか迷っていました。それがこちら。

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一見同じように見えますが、ちょっと違います。違いは以下の通り。

  • 針の太さと本数は同じだが、長さが違う
  • ケーブルは60、80、100cmが各2本ずつ
  • エンドチップ12個
  • ケーブル装着キー6本

針の長さは手の大きさによってそれぞれ感じ方が変わると思いますし、編むものによっても必要性が異なります。実際に触れてみるのが一番ですが、私の住んでいる場所では不可能だったのでとても悩みました。しかもブルーの方が内容が盛り沢山にも関わらず若干安値でした。

こちらのここはいやだけど、あちらのあれはいい。

あちらのあれはいやだけど、こちらのここはいい。

2人の男性に同時に言い寄られたらこんな事を考えるのでしょうか。大変ですね。経験ないのでわかりませんが。

まぁそんなことはどうでもよく、私にとっては長いケーブルが魅力的だったので、それは単品で買う事にしました。針の短さが気になりましたが私は特に手が大きいわけではありませんし、小回りが利く方がいいと思ったので、天秤にかけた結果例のブツを購入したというわけです。

実際手に持ったらこんな感じでした。

 

握り方、編み方によっても個人差があると思いますが、私にとっては何の不自由もありませんでした。一安心。

そして追加で別途購入したものがこちら。

装着式の木製3mm針と、80cm(装着時)のケーブル。

 

アルミニウム製2.5mmの輪針(80cm)

 

2.5mmは細くてちょっと頼りないので、折れにくいアルミニウム製にしました。装着式もありましたが、細いと結合部分がどうしても弱くなるので、固定の輪針にしました。

 

全て使ってみましたが、今のところ何も不満はありません。昨日の記事で紹介したカーディガンもこの輪針セットで編みましたが、休み目はケーブルとケーブルエンドで楽々できましたし、編み心地も最高でした。

KnitProには沢山のシリーズがあります。見るだけでも想像が膨らみ、とても楽しいです。祖母から引き継いだ道具も併用しつつ、今回買った頼もしい道具も共に、これからも色々なモノに挑戦していきたいです。

www.knitpro.eu

お邪魔じょうず

一雨ごとに深まる秋。北スウェーデンは最近雨続きで、降り止んだとしてもスッキリしないお天気が続いており、深まり過ぎてさむぅい今日この頃です。冬はギリギリまで先延ばしにしたいところですが、寒くなると楽しくなる事もあります。

 

前回の記事でもチラっと書きましたが、私は編み物が好きです。北スウェーデンの夏は涼しいとはいえ、流石に夏にウールの毛糸を扱うのはしんどいので、涼しくなった秋頃から毎年編み始めます。

今年は8月終わりから始めたので、既に一つ完成してしまいました。自分用のカーディガンです。

もこもこ

 

久しぶりに太い棒針で編んだので、スイスイ進んであっという間に完成しました。と、言いたいところですが、実際は何度もほどき直して時間と手間がとてもかかってしまいました。袖を4回、見頃を1回、もうすぐ完成と言うところで1回、全てほどいてやり直しました。やはり編むからには心地良く着たいです。ここが嫌なんだよなーと思いながら着たくありません。ほどく前は面倒くさい気持ちが勝ちそうになりますが、心を無にして一歩を踏み出し、糸をばばばっとほどき始めれば気分はもうスッキリです。あとはまた編むのみ。結果、後悔もなくとても気に入ったものが出来ました。

 

私が編んでいる間、ティトはお昼寝をしています。ある時はトコトコやって来て私の背後のソファーに登り、私の肩に頭をうねうねこすりつけながら眠っていました。

 

ティトの温もりを背後に感じながら、好きな編み物に没頭って...。幸せの極みです。

 

昼寝から目覚めると私の側までやってきて、自分が起きた事を知らせます。そして、Matteは今何をしているんだろう、と私の周辺をしばし見渡します。大人になったティトは、遊ぼうよ!と突然飛びかかってきたり、あからさまに邪魔をするような事はしません。ただ私の事をジッとみつめ、遊んでくれると嬉しい!と控えめにアピールします。

Matteはこれにむちゅうだ...

 

でもぼくはもう起きたし遊びたい...

 

じーーーーー。この圧、届け。

 

ティトの遊びたい気持ちに気付かないふりをしたら、ティトは一体どうするんだろうと思い、ちょっと心が痛みましたが観察してみました。すると、少しずーつじりじり近づいてきて、最後は目で遊ぼうと訴えかけてきました。健気で可愛くて、この後すぐにデレデレして遊んだのは言うまでもなく。こんな風になら、どれだけ邪魔されても構いません。

 

袖の失敗に気付き、ほどく前に放心していた時も、ティトがやって来て私のことをじっと見つめていました。ほどきたくないんだけどほどかなきゃいけないよ、いやだよ、と思わずティトにぼやいたところ、遊んでくれるの?と勘違いしたティトが毛糸玉をくわえ、今にも走り出しそうになりました。

ちがうよ、ぼくは手伝うつもりだよ。

 

私とHusse以外の人に贈るものは、こんな風に床に放り出したりしませんし、ティトがくわえないよう注意していますが、私達のモノだとこんなハプニングがあってまたそれも楽しく、笑いが生まれます。

編んだら遊んで、たまには一緒にお昼寝をして、起きたらお散歩をしてまた編んで。この先過去を振り返った時に、あの時は幸せだったなーと思えるのはこんな瞬間なんだと思います。何気ない日常のようですが、どれだけそれが尊いことなのかを噛みしめながら、ティトとの暮らしをこれからも楽しんでいきたいです。

 

編み物は完成するまでに何度も心が折れそうになりますが、出来上がったらすぐにまた違う何かを編みたくなります。不思議。そんな風にして出来たものが他にもあるので、それはまた別の機会にご紹介したいと思います。

 

 

秋ですね。

最近ハマっていることは、高い木のてっぺんを眺める事!

ど〜も〜、Matteでっす!

はい、今日はですねっ、久しぶりにブログを書いていきたいと思いますっ!

 

 

 

.....。

というわけで、ブログの書き方を忘れるくらい前回の更新から間が空いてしまいましたが、皆さんお元気であられますでっしょうか。誤字脱字、気持ち悪い文章が続くと思いますが今日はどうぞお許し頂けると幸いでござる。

秋ですね

知らぬ間に、いや知ってる間に秋になってしまいました。今年の8月、北スウェーデンでは20℃を超えた日が2日あったかどうか....。非常にひんやりした1ヵ月でしたが、9月になると更に加速し、最高気温も既に一桁の今日この頃。草木の色も綺麗に変わり始めましたyo!

かわいいおしりは例の坊や

 

この季節の変わり目に、さて、私は何をしていたのでしょうか。記憶がぼんやりしていますが、いや、ぼんやり風を装っているだけではっきり覚えていますので、少しさかのぼってみたいと思います。

 

まず9月に入ってすぐ、彼の姪っ子の洗礼式が教会で行なわれました。私にとっては初めての事だったのでとても新鮮であり、是非ブログに記しておきたいなと思いつつ、思うだけで怠けて更新せず。

その後特に何もなく今に至りますつまり私は朝起きて散歩をして好きな事をしてご飯を食べて散歩をして好きな事をしてご飯を食べてお風呂に入って好きな事をして寝るという生活を繰り返していましたはいごめんなさい。

好きな事ばかりしてちょっと後ろめたい気持ちが強かったので、句読点なしで勢いに任せて書いてみましたがどうでしょうか。ただうざいだけ?余計苛立たしい?プププ!

 

......。

なんだか本当に書き方を忘れてしまったようで、色々申し訳ありません。もう少しお付き合い頂けると嬉しいです。

好きな事とは

編み物です。毎年寒くなると編み始めますが、今年はちょと早めに始めてしまい、早速沼にハマりました。編み物といっても世界には様々な技法があり、私が知らない事もまだまだまだ沢山あります。それについてはまた後日改めて記事にしたいと思っています。

他に好きな事といえば、宅の坊やティト。あいかわらず可愛いし元気で毎日私達を楽しませてくれます。最近ではティトも秋を感じているのか、朝は私を起こさずにぐっすり眠っています。睡眠の秋ですね。

ぐう。

 

ぐうぐう。

 

気持ち良さそう。朝だよー、散歩にいこーうと声をかけると、時々慌ててガバッととび起きます。

お散歩....!?

 

寝ぼけ眼もかわいい...。

ティトの寝姿を見ていると知らぬ間に顔がほころび、じわーっと癒されます。かわいこたん!と言って抱きつきたい衝動を押さえるのに私は必死です。

あぁ、かわいこたん....

 

かわいこたんかわいこたんかわいこたん!

 

ちなみに、私はティトのことを色々なあだ名で呼びますが、最近は専ら”かわいこたんだねぇトンティン”とよく話しかけています。ティトは、だれだそれ?って顔をしていますが、当然ですね。

 

↓あだ名のバリエーション↓

kawaiiinu-tito.hatenablog.com

先日の朝もティトは寝坊をし、私に起こされました。その時の様子がこちらです。あーかわいい。

 
 
 
 
 
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またこれからも少しずつブログを更新していく予定ですので、今後ともどうぞ宜しくお願いします。