ラトビアミトンを編んだ
以前、友人がラトビアに旅行をした際、ラトビアミトンのキットをお土産に買ってきてくれました。バルト三国の一つ、ラトビア。スウェーデンの対岸に位置しています。
指先が三角のラトビアミトン。寒いときは5本指よりもミトンをはめた方が良いとされています。革手袋のようにピタピタのものは、手袋内に空間がないので冷えやすい。しかしミトンの場合は、体から発せられる熱が温かい空気となってミトン内の空間に溜まり、結果指が冷えにくいのです。
友人は現地からわざわざ連絡をくれて、私に好きな柄を選ばせてくれました。頂いて早速編んでみたのがこちら。
3色で編んでいます。ラトビアミトンのもう一つの特徴は、その細いウールの糸。ちょっとごわごわした糸を2色以上使用して編みます。裏面には使用しない糸が渡っているので、編み地は分厚くなっています。使っているうちにそれらが絡み合い、毛羽立って温かさが更に増します。ごわごわしているのは、絡み合いやすくするため。良く考えられていますね。
一応指示通りに編んだのですが、私は目がきつくなりやすい傾向にあり、出来上がったミトンは小さくなってしまいました。キツくて入らない...。棒針を太くしたところで、大きくなるには限界があります。目数を増やすと柄も変えなければなりません。さてどうしたものか...。ここまで編んでほどくのは勇気がいりますが、使えなければ意味がありません。
この柄は可愛かったのですが、考えた末に思い切って全く違うものにしてみました。
柄も変えましたが、手首部分を長くしました。履き口の矢羽根はラトビアンブレイドという編み方です。慣れるまで苦労しました...。
そして親指部分の構造も変えました。
付け根部分を立体的にして、動かしやすいようにしました。
出来上がるまでに合計5〜6回ほどいています。何度も心が折れそうになりましたが、めげずに続けて良かったです。完成した喜びも倍増。
編み物は楽しいです。今年もまたミトンを編もうと思いましたが、気持ちはティトのセーターばかりに向かってしまい、今シーズン4着目を編んでしまいました。
これは一着目と同じ毛糸です。
kawaiiinu-tito.hatenablog.com実はこの一着目、雪がとけて地面がぐちゃぐちゃな日にHusseがティトに着せて散歩へ出掛けてしまい、砂利や草などが絡まって大変な事になりました。洗っても毛糸の奥に入り込んでしまい、残念ながらお陀仏。なので、同じ糸で新たに編んでみました。
今回はお腹側に開きを作りました。
そして背中側には、服の下につけたハーネスのリングが出せる開き口を作りました。
でも結局3着目が一番ティトにとって着やすいみたいです。
ティトのセーターはしばらく封印します。その代わり、またミトンや靴下を編もうかしら...。
もうヤダーと思っても結局また始めちゃう編み物の沼。こわいですね...。でもまぁ、とりあえず冬の間は、毛糸とズブズブの関係で過ごしたいと思います。