めざせ健康!
夏休みに買った中古車。約束の1週間を過ぎても届かず、代替車でなんとか生活を送っていましたが、ついに来ました!
上記ブログを書いた2日後に連絡があり、その翌日に無事我が家にやってきました。やきもきしましたが、今となっては過去のこと。私達は大変満足しており、ティトも気に入ってくれたようです。
夏休みの日常
森の中を走り回る
話をちょっと戻して、代替車で過ごした夏休み最後の一週間は、やっと手に入れたその車で郊外にちょくちょく行っていました。特に何をするでもなく、ただティトと一緒に散歩を満喫するために。
まるでエンジンをふかすように後脚で地面をガリガリしているティト。森の中でノーリード。自由を満喫するかのように、匂いを嗅いだり走ったり、楽しそうに過ごしていました。走り過ぎたら止って振り返り、私達が追いつくまで待っていてくれます。
お口まわりは土で真っ黒。昭和の泥棒みたいですね。
運動に付き合う
この辺りの公園や広場などには、健康器具が設置されている場所がいくつかあります。夏休みはジムに数回しか行かなかったHusseですが、散歩中に見つけた健康器具で一人トレーニングを楽しんでいました。
私は懸垂なんて1回もできません。そもそもこのバーを掴む事すらできません。ジャンプしても届かない!
はいすごいねーはいちからもちー、などと棒読みでHusseに声をかけつつ、私はハンモックでゆらゆらしながらティトと待機。
この夏、新しく設置された器具も別の場所で発見しました。散歩を楽しんでいたティトはちょっと不服そう。
私はストレッチとピラティスを続けていますが、さすがにもう少し筋力つけた方が良いな...と思っています。歳をとればなおのこと。
健康とは
私はお菓子はあまり好んで食べませんが、ごはんが大好きでついつい食べ過ぎてしまいます。食べ過ぎだなーと思っても食べている時の幸せは何ものにも替え難い...。で、どんどん体がおにくに支配されているわけですが、3週間前に食事のサイクルと量を見直しました。体重はほぼ変わりませんが、頭がスッキリしてとても元気です。筋トレも続けたら、おそらくもっと快調になるでしょう。わかっているのに、いつも始めては止めての繰り返し。Husseを見習いたい...。
Husseもそうですが、スウェーデンでは会社がジムのお金を負担してくれます。勤務時間にはトレーニングのための時間も割り当てられています。各々が運動して健康に努めることが、ゆくゆくは社会を支えることに繋がるという考え方。
私も将来の自分に向けて、家族や社会のためにも、せめて生活習慣病にはならぬよう、こつこつ努力していこうと思います。
平和を噛みしめる
夏、スウェーデンの街には色とりどりの花が地植えされたり、大きな鉢に芸術的に寄せ植えされて、人々の目を楽しませてくれます。
それは私達の税金で賄われていますが、生活する上で重要な公共事業の一つであると言えます。花々を目にする事で多くの人が安らぎや喜びを感じており、私も毎年楽しみにしています。
今年のテーマ
年によってテーマがあり、今年は”虹”でした。
ギリシャ神話のイリスは虹を司る女神です。そのイリス神からテーマのイメージを広げていったという記事を目にしました。
今月、街ではプライドパレードがありましたが、虹は希望や多様性を表します。また、子どもの遊びと想像力の象徴でもあります。写真の寄せ植えの花はほぼ一色使いですが、背丈の違いがお互いを引き立てていて、とても素敵でした。多様性や遊び心、私は感じる!(先入観強し)
見えないお仕事
どんな風に計画して夏本番を迎えるのか、裏方さんのお仕事が気になって自治体のページを見てみました。
読んでみてビックリ、8月(つまり今月!)にはもう来年のプロジェクトが始動されるんだとか。まずテーマを話し合い、鉢植えの制作やデザインなどを煮詰めます。交通量の多い場所用、街の歩道用など、それぞれの場所に合った花やデザインを考えつつ、開花時期も計算して、3月には種まきなどの準備作業に取り掛かります。順調に育て上げて、日射しが暖かくなったら植え付けが始まります。大部分は6月上旬に芽が出て、夏至祭の頃から開花!真夏には500個のプランターや植栽が街を彩る計画なんだとか。ありがたや...。
毎年テーマがある事を恥ずかしながら私は昨年知りました。知った上でテーマと照らし合わせながら、昔撮っていた写真を振り返ってみたいと思います。
2021年、パーティ
スウェーデンで開かれるパーティーでは参加者が食べ物を持ち寄り、ビュッフェのように並べて色々な味を楽しみます。どんなパーティなのか、何の食べ物なのか、想像しながら花を眺めるのもまた乙なもの。
イチゴを挟んだ生クリームたっぷりの美味しそうなケーキに見えるのは私だけでしょうか?
2020年、ダンス
ティトも踊っているそうです。決してアレじゃない。
って肝心の花ですが、私の想像力ではダンスまで辿り着けず。次いきます。
2017年、ボーダー、ドット、チェック
いわゆる柄モノ。さていかに。
確かにボーダーになってる!そしてチェッ...ク?いや、ドット...?うん、次いきましょう。
2016年、愛と平和
なんだか現在最も必要そうなテーマですね。
サンボマスターがおっしゃる通り、悲しみで花は咲くものか!
ぶりぶりもりもり咲いていることこそが、平和そのもの。
2015年、食べられて楽しめる!
思い返してみるとこの年、街の花壇にはハーブがたくさん植えられていて、盛りが終わる頃に、自由にお取り下さいって立て札があった気がします。
他の年には写真を撮っておらず、見返す事ができませんでしたが、来年はどんなテーマなのか今から楽しみです。
花を見て、それに携わる人々の仕事を知って、私達の生活はたくさんの人々によって成り立っており、助けては助けられ、お互いに支え合っているのだな、と改めて感じました。助ける範囲が狭かろうと、それは形を変えて外側に向かってくと思います。身近な些細な事でもきっと十分なはず。
例えば私にできること。
Husseが仕事で疲れている→私、マッサージをしてあげる→Husse明日も頑張れる→社会の役に立つ→みんな嬉しい→わーい
うん、私超微力!だけどそれでもきっといいのかな。
世界中に花が咲くといいですね。
夏休み、雨と犬、車なし。
4週間の夏休み
我が家の夏休みは昨日で終わり、今日から日常が戻ってきました。近所の学校も今日から新学期らしく、朝のお散歩では新学年に上がるであろう子ども達をちらほら見かけました。私は相変わらず家にいますが、そんな子ども達やHusseを見ているとなんだか気持ちが引き締まりました。気持ちも新たにスタートです。
休みが始まる頃にはこんな事を思っていました。
せっかくの夏休みなのに雨続きで肌寒い日々、そして車の買い替えに頭を悩ませていた4週間前。天気はどうだったのか、車は買えたのか、私達は何をしていたのか、ちょっと長くなりますが、どうぞ暇つぶしにご覧下さい...。
天気
天気予報通り雨ばかりでした。一日だけ26℃まで上がりましたが、快晴で汗が出るほど暑い日は皆無。最高気温はせいぜい19〜22℃で、水遊び大好きなHusseは一度も水に浸かる事が出来ず、とてもがっかりしていました。近年は夏至祭前の6月頃が一番暑い気がします。
3年前はその頃に休暇をとってキャンプにいきましたが、水遊びも出来て気持ちよかった!来年は出来ればその頃に休みたい...。
ゲリラ豪雨も多く、スウェーデンの中部から南部では深刻な水害も続きました。地盤が緩くなったせいで線路が沈下して電車が横転したり、暴風で木が折れて線路を塞いだり。気候変動を肌で感じます。
大気の状態が不安定なので、通常朝昼晩のティトの散歩もタイミングがずれることがしばしば。家を出る時は晴れていたのに途中で降られてびしょ濡れになったり、さぁ行こうと思っていたら降ってきて、その後2時間待機したり。
とはいえ、ずっと毎日雨なわけではなく、2〜3日晴れが続く日もあれば、午前中にどしゃ降りでも午後は快晴の日もあり、その隙間をねらってピクニックに行ったりもしていました。
ただ、今年は遠出出来ず。なぜって車がなかったから!!
中古車購入
私とHusseだけなら車がなくとも暮らしていけますが、ティトがいるとそうはいきません。今まで乗っていた故障してしまった車は、彼の知り合いのメカニックが買い取ってくれたので一安心でしたが、購入には手間取りました。
一週目
夏休み最初の週で全国の中古車販売店を猛烈に検索し、相場などをチェック。目的の車種が地元で試乗可能ならみんなで乗りに出掛けたり、何人ものセールスマンとコンタクトをとったり。試乗に行くにもティトを連れてバスを乗り継いだりと、なかなかストレスフルな一週間でしたが、やっと自分達の生活に見合った車を探し出せました。
二週目
2週目の月曜日、ここから南に550kmにある販売店の車をネットで買いました。セールスマン曰く、1週間で届けられる、と。でももし取りに来るなら、運送費分として5〜6万円サービスするよ、とのこと。
スウェーデンには新幹線のような速い電車は走っていませんし、ここからお店までは乗り継ぎも多く、ティトも連れて行くとなると大変なので、輸送してもらう事にしました。1週間の我慢です。
三週目
さぁいよいよ車がくるよ!わくわくしていた私達ですが、月曜日は連絡が来ませんでした。ちょっとイラつく私達。訝しんで火曜日に販売店に連絡すると、たぶん木曜か金曜になると言われました。そういった変更はこちらから連絡しないと教えてくれませんが、それにはもう慣れました。でもだいぶイラつく私達。
そして木曜、どうなってる?と再び電話をして状況を窺いました。今日届くの?それとも明日?って。
そしたら奥さん、その人ったら明日も無理かも、わかんない。ですって!あらやだ!
話を聞くと、大型トレーラーに何台か積んで北に運ぶらしいのですが、そのトレーラーがいつ取りにくるのかはっきりしないらしいです。
なんで最初に一週間で届けるって言ったんだー!すごくイラつく私達。
普段は穏やかなHusseもさすがにキレていました。一週間で届く条件は購入の大きな決め手だったんだぞ、と。
彼は休みがもう一週間しか残っていないことに焦りを感じていました。そして決めました。僕が車を取りに行く、と。
電話を切ってすぐに夜行列車をチェック。チケットも取れそうだったので、合計10時間かけて向かう旨を販売店にも告げて話はまとまりましたが、先述した水害がここで影響します。そう、大雨の影響で夜行列車が間際で運休に。Husseは色々とがっかりしてだいぶ落ち込んでしまいました。
翌金曜日。販売店に事情を話し結局このまま待つことにしましたが、いつ来るのかわからない状態で待てないし、車が必要なんだ!とHusseが切実に訴えたところ、代替車を提案されました。提携しているこの街の販売店に話をするから、そこに行くように、と。
四週目
私達が買ったのと同じ車種の代替車を手に入れました。ついに...!
幸いこの週は昼間に雨が降る事は少なく、近場ですが希望通り3人で色々なところに行けました。終わりよければ全て良し!
と、言いながら。
今日の時点でも車がいつ届くのか連絡がありません。
最新モデルの代替車が人質(車質)になっているので気長に待ちたいところですが、最新モデルに慣れ過ぎてあとでがっかりしないよう、心して過ごさねば..。
総括
まぁそんなわけで天気と車に影響を受けた夏休みとなりましたが、怪我や事故もなく、出掛けなかったお陰で節約もできました。車代でごっそりいかれたけれどそれは無視するとして。
のんびり出来たのは確かで、そのお陰でHusseはだいぶ元気になったようです。たとえ近所でも3人でたくさんお散歩できて、ティトも喜んでいる様子でした。つまり幸せ。
その他、夏休みの日常はまた改めて記そうと思います。
長々と読んで頂き、ありがとうございました!
Tシャツを買ったけど後悔
服を買う決め手
街にはリサイクルショップがいくつかあります。先日Husseとティトと街ブラをしている時、フラッと立ち寄ってみました。ティトも入店許可してもらえたので一緒に。
ほぼ毎日筋トレに勤しんでいるHusseは、一年前に比べるとだいぶ胸板が厚くなってきて、二の腕も太くなり、持っているTシャツがきつくなり始めていました。なので、良いTシャツがあったら買おうと、私も一緒に探してみました。
彼はファッションには無頓着なわりに、色や柄、肌触りにはこだわりがあります。
以前、洋服屋さんでネイビーとベージュのボーダーTシャツを見つけました。彼に似合うと思って薦めたのですが、ピーナツバターみたいでイヤだと言われました。
おもしろいじゃん。買いなよ!とさらに推しましたが、彼はノーの一点張り。まぁ私が着るわけではないので彼の意見を尊重し、買わずにお店を後にしました。絶対イヤだと思ったら気に入る事はその後なく、それとは逆に、一度気に入ったら譲らない一面もあります。たとえそれが体に合わなくとも。
虎が好き!
彼は虎とか龍が好きです。ヤンキー風情ではなく、子どもが恐竜に憧れるみたいな感じ。強くてかっこいい!とか言っています。
そんな彼が、リサイクルショップで虎がプリントされたTシャツを見つけました。否、見つけてしまいました。
その時点で彼の目にはもう虎しか映っておらず、サイズなどおかまいなし。彼はスウェーデン人男性の平均身長である180cmで、通常ならMかLサイズ。ところがそのトラTは2XL。ん〜大きい...。
いくら私が似合わないと言っても聞く耳もたず、試着もせずに買ってしまいました。
リメイクする...
帰宅してすぐに洗濯。その後Husseは、わくわくして乾いたTシャツに初めて袖を通しました。ところが、鏡をみて顔が曇ります。
ん〜...これ大きいね。なんか似合わない...。
っておい!
言ったよね!?私言ったよねー!!
今度からきちんと私の意見にも耳を傾けてくれ、とお願いするのと同時に、もう買ってしまったものは仕方がない、私が縫い直すよ、と申し出ました。神。
ビッグTは今や一般的ですが、彼には似合いませんし本人も好きじゃないので、普通サイズにリメイク。衿ぐりはそのままで、肩幅、袖ぐり、身巾や袖巾をそれぞれ小さく修正。
パターンナーをしていた頃を思い出しました。針山を手首につけ、メジャーを首に巻き、鏡とTシャツを着た彼を交互に見ながらピン打ちしたりテープを貼ったり。感覚の鈍りを痛感しつつも、楽しかった思い出が蘇りました。あーまたやりたいなー...。
ちょっと間違えちゃった
そうしてできたトラTがこちら。左がリメイク前で右がその後。
ちょっと丈を短くし過ぎちゃいました。そのため、虎の位置も下がって見えます。
それでもHusseは大変満足してくれたので良しとします。もう切っちゃったから長くできないし。反省を次回に生かすのみ。
ティトは興味津々
ビフォーアフターの写真を撮りたいからそこに立ってくれる?とHusseにお願いすると、ティトは興味津々でHusseについてきました。
虎と勝負するかのように、虎めがけてガウガウ言っていました。
Tシャツに満足したHusseと、いつも家族の中心で居たいティト。
そして、Tシャツが無駄にならなくてよかったー、とホッとする貧乏性の私でした。