訛りが身に付いたけど。
私は生まれも育ちも東京ですが、現在の実家は長野県の安曇野市にあります。私がスウェーデンに移住する一年前に、両親や兄一家が安曇野に引っ越しました。いわゆるIターン。
母と義姉の生まれは長野県なので、彼女達にとっては故郷に戻った感覚なのでしょうが、兄や同じく東京育ちの父にとってはとても新鮮なようでした。とはいえ、2人とも釣りやキャンプが趣味で元々自然が好きだったため、今では田舎暮らしにも慣れて居心地良く暮らしているようです。
幼い頃、長い休みには長野県の祖父母の家に遊びに来ていました。同年代のいとこ達と朝から晩まで遊び、毎日がエキサイティングで楽しかった記憶があります。
当然ですが、いとこ達は長野の方言で話します。対して私はいわゆる標準語。
彼らが話す方言にとても憧れ、私もみんなみたいに喋りたい!とマネをした記憶があります。語尾に”ずら”とつけたり、”今朝はしみるね!”(すごい寒いね)などと言ってみたり。いとこ達には爆笑されて恥ずかしかったですが、私にとっての方言はなんだかバイリンガルみたいな感覚で、今でも憧れはあります。
兄は安曇野で暮らして10年が経ち、イントネーションがだいぶ長野寄りになってきました。自分は方言に憧れるくせに、兄の変わり様はちょっと見ていて恥ずかしい。へーお茶しましょ(さぁお茶しようよ)なんて頼むから私には言わないでくれ!
なんでしょうこの感覚。どうでもいいですが。
スウェーデンにも訛りはあります。
特に南スウェーデンのSkåne(スコーネ)地方は訛りが強く、そこで話される言葉をskånska(スコンスカ)と言います。ラジオやテレビでたまに耳にしますが、ただでさえ危ういリスニング力の私にとっては、とても難しい...。しかし、沖縄の言葉のように単語自体が違うわけではないので、慣れればわかるらしいです。
その他にも、独自の文化が根付く田舎の村や地域ごとにも方言はあるそうです。
先日、最も訛りが強い地域の人のインタビューをYouTubeで見ました。
Husseに見せたら、所々全く理解出来ない、と彼も驚いていました。
と言いながら、北スウェーデンにも訛り(発音の違い)があります。
例えば機械(マシン)。スウェーデン語の綴りはmakin。
標準語の発音:マフィン
北の発音:マシン
例えば数字の17。スウェーデン語の綴りはsjutton。
標準語の発音:フュットン
北の発音:シュットン
などなど。
これも慣れだと言いますが、日本人の私にとっては北の方が発音しやすいので助かります。
ストックホルムやヨーテボリの都会に旅行して現地の方とお喋りをすると、こう言われます。
あぁ、北から来たのね!
図らずも底辺のダジャレになってしまいましたが、私やHusseの発音からすぐに北出身だとバレます。
日本であんなに喋りたいと思っていた方言(訛り)を、スウェーデンで習得した!やった!
.....。
........。
でもあまりピンと来ないのはなぜでしょう。
そもそもカタコトだから?
発音の違いだけでバイリンガル感が少ないから??
なんだかお得感が少ない...。
なんだかまとまりのない文章で迷子になりそうでしたが、何が言いたかったのか今わかりました。こういうことです。
訛りや方言云々よりも、まずは基礎のスウェーデン語をしっかりと習得すべし。勉強しなさい私!
あーあ、わかっちゃった。
はいすみませんごめんなさいやりますやりますやりません。
以上です。