カワイーヌ・ティトの北欧生活

北欧で暮らすハバニーズ、ティトと飼い主Matte&Husseの日常

スウェーデンといえば?

みなさんはスウェーデンといえば何を思い浮かべますか?

デザイン大国、お洒落雑貨といわれる所以のIKEA。

銀座に日本初上陸した時には大きな話題になったH&M。

毎年受賞者が話題になるノーベル賞の発祥&開催国でもあります。

かっこいい車のSAABやvolvoもスウェーデン発。

エンタメ界は一昔前だとABBAが有名ですが、近年ではマイクラやspotifyもスウェーデンから世界に羽ばたきました。

他にはオンブズマン制度や、シナモンロールなどなど。

こうして見ると、実に身近にスウェーデンを感じませんか?

 

例えば私の母はイギリスが好きですが、その理由は英国食器やガーデニングに魅了されたからです。好きになるもの、きっかけは人それぞれ。上記の中の何かにハマってスウェーデン好きになった方もいらっしゃるでしょう。私の場合、スウェーデンの手工芸品や雑貨は好きですが、好きになったきっかけはそれらではありません。因みにHusseも無関係。

発端は映画のロッタちゃんシリーズ(ロッタというかわいい女の子が主人公の短編物語)を観た事でした。

生意気なところがたまらなくキュートなロッタちゃん、自然溢れる風景や可愛らしい建物、そして綺麗な響きのスウェーデン語...。

そう、私がまずハマったのは映画の中のスウェーデン語でした。聞いた事もない言語でしたが、メロディのようなアクセントや響きにうっとりして、何度も映画を観た記憶があります。そのうち話せるようになりたいと思い、独学でしばらく勉強し、英語も話せないのに一人でストックホルムに旅行。そしてまた魅力の沼にハマり、スウェーデン語教室に通い始めて、縁があってHusseと出会い、今に至ります。ざっくり。今となってはあら不思議、もう勉強したくないスウェーデン語。あの頃の情熱カムバック...!

 

って話じゃなく。

スウェーデンに夢中になり始めてから、自分が好きな雑貨や、子どもの頃好きで読んでいた絵本がスウェーデンのものだったと知り、ますます虜になっていきました。

 

そのうちに夢がどんどん膨らみ、スウェーデンに手工芸留学したいと思うようになりました。情報を集めた結果、私の好奇心をくすぐるような学校を見つけました。そこで織り物を学びたい!

ストックホルムから電車を乗り継いで約5時間。内陸に位置するDalarna(ダーラナ県)に学校はありました。これは一度見学に行くべし!

 

結論から申し上げますと、そこで学ぶ事は自分には無理だと早々に諦めました。

実際学校に行ってみると、想像以上に森の中で、最寄りの駅までは徒歩45分(見学にはタクシーで行きました)。今現在田舎に住んでいる身としては、で?って感じですが、当時は頭がくらくらして無理でした。

生まれも育ちも東京で、外に出ればすぐにコンビニがありタクシーもつかまる。夜中でも明るく音もにぎやか。そんな環境から、すべてにおいて隔離された森の中に住む不安(寮は学校に併設)は、学びたい気持ちを凌駕してしまいました。

この先に学校が...

 

というか、そこまでして学びたいわけではなかったのかもしれません。特に後悔もしていませんし、その後の旅程もくよくよする事なく満喫したので、所詮その程度だったということでしょう。こうして文字にしてみると、盛り上がってた自分がちょっとお恥ずかしい...。

 

ダーラナ県には、Falun(ファールン)という街があります。ファールンはスウェーデン人の”心のふるさと”といわれており、国を代表する産業や文化、手工芸がいくつか存在します。

この旅行には私の叔母も同行していましたが、ファールンにある有名な観光スポットを訪れるべく、私達は学校をあとにしました。

 

長くなりそうなので、続きはまた明日!