カワイーヌ・ティトの北欧生活

北欧で暮らすハバニーズ、ティトと飼い主Matte&Husseの日常

夏は麻だけど。

夏、ウールで編み物をするのはしんどいです。酷暑続きの日本では、あのふわふわを目にすることすら避けたいところでしょう。

でも編み物素材はウールだけに限りません。化繊や綿に麻、それらの混合糸など種類はたくさんあります。

私は今まで麻糸で編み物をした事がありませんでした。もし編めたら夏に活躍しそうですし、今後の勉強にもなると思い、麻糸を大量購入しました。

コーン巻きで1.2kg。わお。

重い...

 

練習用として買ったので、糸の品質としてはあまりよくありませんでした。上質な麻糸は毛羽立ちがありませんが、こちらはかなり毛羽立ちがあり、編んでいる最中にふわふわと繊維が床に落ちる事もしばしば。お値段=品質なので納得といえば納得です。

 

まず始めにこちらを編みました。

カーディガン

 

直線で編んだパーツを組み合わせて、袖口をグルっと編んだだけのカーディガンです。前端は左右の身頃をねじって動きがあるようにホック釦をつけました。ぐちゃっとしていますが、それが良いアクセントになっていると思います。

 

仕上げに水通しをしたのですが、予想通りすごい色落ちでした。形を整えて平干ししましたが、編み目が広がってだいぶ伸びてしまい、サイズが大きくなってしまいました。

 

オーケー、水通し後は伸びるんだな。では小さめに編めば良い。

そう学んで取り組んだ2着目。サマーセーターがこちら。

トップダウンで編んだ半袖ニット

 

同じく水通しして平干ししましたが、サイズは変わらず。横方向に若干伸びただけ。

なんてこと...。カーディガンとは違って直線的ではないので、伸びなかったようです。伸びないのに目は痩せてしまい、なんだかみすぼらしくなってしまいました。

2着編み上がったところで、もの作りの師匠である私の叔母に麻ニットについて相談してみると...。

100%麻の場合は、極細でもいいから違う素材の糸を一本混ぜると良い、と教えてもらいました。すると雰囲気も出て見栄えも良くなる、と。なるほど。

確かに、私がいつも毛糸を買っているullcentrum(ウルセントルム)の麻糸は綿糸が25%混じっています。何故か私は麻糸は100%が良いと思っていましたが、必ずしもそうではない、と身を以て学ぶことが出来ました。

 

ではこれを生かすべく、次なる麻アイテムを...とはいかず。ちょっと心が折れてしまい、麻はしばらくお休みすることに。こんな時はお買い物して気分転換!

どーーーん!

 

秋に向けてullcentrumのウールを大量購入!嬉しい!何つくろかな!

ちょうど気温も下がってきて、自宅では既にウールの靴下を履いている私。糸の組み合わせや模様を考えるだけでわくわくしてきます。麻の失敗?なにそれ?

届いたダンボール箱を開けると、ティトは興味津々。

この匂いはなんだ?僕の仲間...?

 

触っちゃだめだよーと言うと、控えめにじーっと毛糸を眺めていました。きちんと言葉を聞いて良い子です。

これよりも前に買い足していた毛糸ですでにいくつか編みました。ウールなんて見たくない気候だと思いますが、秋冬に向けて徐々にお店にアップして行こうと思います。