ティトとはよく宝探しゲームをします。ソファーの隅っこや椅子の上におやつを置いておき、ティトは鼻を使ってそれらを探します。それはそれで楽しいのですが、手軽に出来るノーズマットを作りました。それが前回のお話。
今回は、その時に一緒に作ったロープのおもちゃの作り方をご紹介します。
巾は2〜3cm、長さ70〜100cm(それぞれお好みで)でフリースをカットし、編んだり結んだりして作りました。いらないTシャツをカットしてもいいかもしれせん。生地が薄ければ巾を太く、厚ければ細くカットすると結びやすいです。
写真左は2本で、右は3本で編んでいます。最初は複雑に感じるかもしれませんが、要領がわかればスイスイ作れますので、是非お試しあれ!
2本ダブル
紐の中心で2本を交差させてから、右回りに紐を編んでいきます。グレーを右のネイビーの上に置き、そのネイビーを右隣のグレーの上に置き、そのグレーを右隣の...と続けていきます。
中心を抑えながら、4本の紐を引っ張って結びます(写真左)。そしてまた右回りに紐を乗せていきます(写真右)。これを繰り返します。
最後は全部一緒に結んでもいいですし、編んだ部分に端を入れ込んでもよし。パラコードなど火で溶かせるタイプの紐なら、ライターであぶって固められます。
3本ダブル
では次に3本の編み方。基本的には2本ダブルと同じです。
紐の中央で交差させて、右隣に乗せていくだけ。
あれ?どこに入れ込めばいいんだっけ?と、最後はちょっと混乱しますが、仕組みをよく観察すれば大丈夫です。はい、しんこきゅーう。
中心を抑えながら引っ張って一巡目完了(写真左)。同じ要領で2巡目(写真右)。繰り返してできたのがこれ。
当然ですが、2本ダブルよりは太くて頑丈。今回は似たような色でわかりづらいですが、対照的な色で編むととても綺麗です。
コツとしましては、紐を引っ張る時に少しずつ同じ加減で引っ張っていく、という事。例えばカラーボックスを組み立てる時、歪みや緩みが出ないように四つ角のネジは対角にそれぞれ少しずつ締めていきますよね。それと同じで、どれか一本だけをぎゅーっと引っ張ってしまうと、うねったり色の見え方に偏りが出てきて美しくありません。少しずつ均等に同じ力で引っ張るのが大事です。
宅の坊や
さてティトですが、実際どんな風に遊ぶのか見ていきましょう。
フリースだと歯触りがいいのか、ハムハム噛んでいます。きちんと前脚で抑えててかわいい...。
こちらは編んだ部分よりも、結んだ先のぺらぺらが好きな模様。ぺろぺろむしゃむしゃした結果、よだれでべちょべちょになってしまいました。
フリースはほつれないので、糸くずを飲み込んだりする心配はありません。ただ、たまに噛み切ってしまうので、いずれにせよ注意して見ています。噛めば噛むほど味が出てくるのか、ティトは飽きもせずにむしゃむしゃを楽しんでいました。その他にも引っ張り合いっこをしたり投げて遊んだり、DIYロープを気に入ってくれたようです。
材料によってはカバンの持ち手にもなりますし、使い道は多種多様です。暇つぶしにもなるし犬は喜ぶし。ご興味のある方は是非挑戦してみて下さい。楽しかったー!