犬用トレーラーで移動!
今週に入り、北スウェーデンでもようやく本格的に初夏が始まりました。
と思って薄着で外に出ると震えてしまうので要注意。太陽がキラキラしている朝でも、風は冷たくて気温はまだ一桁。10時頃からようやくぽかぽかし始め、お昼の散歩では少し汗ばみます。とは言え16℃前後ですが。雪国の気温に慣れた体には、この程度でも温かく感じます。体の順応性ってすごい。
普段、私達が出掛けるときは専ら車で移動します。でも今は自転車が気持ちの良い季節。運動にもなるし、近所ならばなるべく自転車で出掛けよう、と Husseと話して決めました。
でも...人間は自転車でもいいけど犬は?ティトはどうするの?
ふふふ...大丈夫です。我々は一昨年、自転車に取り付ける犬用のトレーラーを見つけて購入しました。その名も、ティトレーラー!
そう、市場へ続く道をガタゴト乗って....ってそれはダメ。ドナらない。
自転車に専用の部品を取り付け、トレーラーを連結させます。連結部分は頑丈なバネになっているので、カーブのときも無理なくトレーラーを誘導してくれます。犬を固定するリードも付いているので、間違っても犬が飛び出す事はありません。ちょこんと乗っているティトがたまらなく可愛くて困ります。
なにこの子牛顔。運ぶけど絶対売らないから安心してね。
天井はこのまま開けてもおけますが、ティトが立ち上がってぐるぐる回ってしまいます。回ると安全ベルトが体に絡まって逆に安全ではなくなるので、天井は閉めます。
天井部分はネットにもできますが、まずは完全に封鎖して前方の窓だけネットにしました。これで風通しもばっちり。
Husseの自転車はタイヤの空気が抜けていて乗れませんでした。なので、私達と並んでランニングをする事に。ティトはHusseの姿が隣りに見えて安心する反面、一緒に走りたい!と最初のうちは窓をカリカリ引っ掻いていました。立とうとして天井に頭突きもしていましたが、強力なマジックテープは開く事はなく。大人しくなった時におやつをあげて沢山褒めて、少しずつ慣れてもらいました。
少し遠い森まで行って、待ちに待ったお散歩。開放感も相まって、ティトはとても嬉しそうにその辺を駆け回っていました。
沢山歩いて疲れた帰り道。諦めたのか、今度はきちんと座ってトレーラに揺られていました。
とっても悲しい歌なのにどうしてこんなに歌いたくなるのだろう...。
かわいい子牛(ティト)を容赦もなく荷馬車(トレーラー)に乗せ、隣りを走る苦労人(Husse)に走れ走れ!と喝を飛ばしながらドナドナ歌う守銭奴(私)。なんか地獄絵図。
まぁそんなことはどうでもよく。
遠くまでお散歩に行った場合、帰り道にティトは疲れてしまって私達が抱っこをする事があります。でもこれなら、普段行けないちょっと遠くの森も手軽にいけます。これからの季節、ティトも一緒にサイクリングを楽しみたいと思います。