朝の散歩時はまだ気温がマイナスの北スウェーデン。それでも日中はプラス5℃を超えます。しかも快晴。ここ数日はそんなお天気が続き、とっても嬉しい今日この頃。
でも私はおうちが好きです。窓から差し込む陽の光にまどろみながら、編み物をしたり、ストレッチをしたり、お昼寝をしたり...。ねこか?ねこちゃんか?運動は好きでしたが、遊ぶのは専らおうちだった幼少期。国が変わろうとも、年齢を重ねようとも、そういった事は一切変わらないようです。
日向ぼっこをしながら、おばあちゃんのようにこっくりしつつ編んでいたものがあります。またもやティトのセーターです。
以前、私のワンピースをほどいた毛糸で編みましたが、その残りがあったのでもう一着。
前回編んだものよりも凝った模様にしてしまいました。その模様を見つけた時、これは細い糸にぴったりだし、隙間もなくて温かそう!と思ったのです。ゲージを作成し、編み図を設計する時には気持ちがワクワク。そして編み始めてしばし、私は青ざめました。これ、超面倒臭い...。
果てしなく続く8。なんで私はこんな柄を選んでしまったのだろう...と自問自答しながら、でもきっと仕上がった時は嬉しいはず!と期待を込めて、黙々と編んでゆきました。
山の頂上へは、登る足を止めなければ辿り着けます。当然。編み物も同じく、編めば終わります。編まなければ仕上がりません。すごく当然。でもそれの難しさよ...。だんだんとペースが落ちてしまい、結局4週間位かかってやっと編み上がりました。
さぁ、ティトよ。着心地はどやっ!
編み直すかと聞かれたら、もう編み直しません。
では編み図を手直しして、新たにもう一着編むか、と聞かれたらそれもイヤです。
サイズが間違っていたとしても、達成感はそれまでの大変さを吹きばしてくれます。でもこの柄にはもう拒否反応が...。また違う柄で挑戦したいと思います。
ティトの毛が伸びてモコモコになる冬、体がセーターのサイズに近づく事を密かに願っています。もしくは、手作りサイトに出品するか...。ニッチなサイズで困った困った...。