どこにいたって見ているよ....。
前回からの続き。のぞき魔ティトについてまとめてみました。
佇むスタイル
日本に住んでいた頃、体にまとわりつくような湿気がとても嫌でした。夏の風物詩である怪談話や肝試しも、じとーっとした空気が如何にも幽霊を呼び寄せそう。おそろしや。
スウェーデンは空気がとても乾燥しています。ですが、湿気混じりのうらめしや〜な視線を感じた瞬間がありました。なに?おばけでもいるの!?
佇むティト。私は掃除に熱中しており、全くティトに気付かなかったのですが、気付いた瞬間は驚いて声を上げてしまいました。なぜそんなに動かずにいる?でもかわいいな!
本人にその気がなくとも、結果覗いている風に映ってしまったのがこちら。
Husseにルームシューズを編んだので、それを写真に収めようと思ったのですが、ドアの向うに佇んでいるかわいい坊やがいたので、おもわず一緒にパシャリ。どちらが主役かわからなくなっちゃいました。
上からスタイル
私とHusseの2人で出掛ける時は、ティトをHusse両親に預けます。ティトは彼らの事が大好きなので毎回喜んで行くのですが、やはり我々の帰りは待ち遠しいようです。
夏にはバルコニーに出て私達の帰りを待っているティト。柵の隙間からじーっと様子を伺っています。
ぱっとみ不審犬。帰りを待ってくれている様子に、私達は申し訳なさや嬉しさや色々な感情が湧いてきますが、なによりも植物の間から顔だけ出すティトが可愛くて、思わずフフフと笑ってしまいます。ごめんねー。
犬と同伴出来るカフェに行った時は、1階にいる私を吹き抜けの2階からじーっと見ていたティト。階段を昇っている時に目が合って、この時も私は声を上げて驚きました。
いいよ!びっくりするけど、いつでも見てていいよ!あぁかわいい!
振り向きスタイル
家の中には一応ケージがありますが、ティトはここではあまり休みません。私がキッチンで料理している時に、たまにそこに入って鶏肉のおこぼれをもらおうと休んだふりをしていますが、ティトにとっては特に休まる場所ではないようです。
まだ成犬ではなかった頃は、よくここで眠っていました。私達が食事をしている時なども、ケージの中からじーっと見ていました。
なんで?なんで振り向きながら?出てくればいいのに。
首が痛くならないの?と心配になりますが、ティトはこうして私達をケージの中から覗いていました。
以上でのぞき魔ティトの写真はおしまいです。可愛い瞬間は毎日何度も訪れるのですが、なかなかタイミングよく写真がとれません。難しいですね...。でもこういった写真は何度見ても微笑ましく、見る度に元気になれるので、またコツコツ撮り溜めていきたいと思います。
人に見られるのはイヤですが、一緒に暮らす動物に見られるのは、こんなにもほっこりするものなんですね...。ティトは私が悲しい時もわかるようで、こっそり泣いていると近づいて来てぺろぺろ顔をなめてくれたりします。逆に何かにイライラしている時は、あからさまに離れていきます。よく見ています...。
見守っている、と思っているのは私達からの視点であって、ティトからしたら私達のことを見守っているのはボクだ、と思っているのかもしれません。
ありがとね、ティト!