カワイーヌ・ティトの北欧生活

北欧で暮らすハバニーズ、ティトと飼い主Matte&Husseの日常

気持ち、持っていく!

来週にはもう12月。今年の残りはあと1ヵ月です。

個人的にも世界的にも、色々な事があった1年。早かったなぁと思い返してみると、でもそういえばこんな事もあってあんな事もあって...実際長かったな、と思うおかしな年でした。そしてやってくるクリスマス。ただでさえ時間の流れに気持ちが追いつかないのに、今年は特にそう感じられます。なので、強引に気持ちを持っていこうと思い、ツリーを出しました。

僕はプレゼントじゃないよ!

 

とか言いつつ、なんだかんだで毎年飾っているのですが。たぶん今年は家族の集まりもないでしょうし、レストランへ食事にも行かないと思います。せめて家の中だけでも季節の移り変わりを感じ、クリスマス気分を味わおうかなと。

この時期、お店では素敵なオーナメントが売り出され、街はぴかぴかしています。見ると欲しくなってしまいますが、きりがなくなりそうなので毎年ぐっと堪えています。飾り付けはバランスをとるのがなかなか難しく、場所を入れ替えたり角度を変えたり、結構時間がかかります。最後はいつももういいやって投げやりになるのですが、でもなんだか楽しい飾り付け。

もうティトは気にしない

ティトは仔犬の頃、木製のテーブルや椅子の脚をガリガリかじっていました。歯の生え変わりで痒いのかと思い、噛んでもよいものをあげていましたが、それよりも家具を好んでいました。気がついたらやめさせていましたが、ティトはめげずに結局1年半以上かじり続けていました。

成長と共にやめてくれるのだろうか...と本気で心配していましたが、いつの間にか興味がなくなり、見向きもしなくなりました。プンプン怒った時、私達への当てつけのようにかじる事がありますが、それは稀です。大人になりました。

ツリーに対してもそうです。以前はツリーにじゃれたり、オーナメントで遊んだりしてしまい、ツリーの廻りに囲いをしていましたが、もう今年は全く遊ばなくなりました。

ツリー?おもちゃじゃないでしょ?知ってるよ。

ぼくはもう大人だから。

 

良いプレゼント

私は早い段階でサンタはいない、サンタは両親だ、と気付いていました。たぶん5歳頃でしょうか。ただ、両親には信じているふりをしていました。狡猾。

ある年、枕元に絵本のプレゼントが置いてありました。絵本じゃなくてローラースケートが欲しいって言ったでしょ!と両親に逆ギレしたのですが、それによって私がサンタを両親だと知っていた事がバレてしまいました。やばい、と思った私。なんという子でしょう。おそろしや。

バレた話はどうでもよく、その時に文句を言いつつもらった絵本は、後々とても好きになりました。

さむがりやのサンタ。

たしか、寒いだの天気が悪いだの、サンタへの謝礼が気に食わないだの、色々と文句を言いつつ、とりあえず仕事はこなすサンタのお話でした。

私は子どもなりにもこんな風に思っていました。仕事って大変だな。大人でも嫌なものは嫌なんだな。このサンタは動物には優しいな。

文句ばかり言う、という面ではかなり共通点があり、親近感が湧いたのかもしれません。たぶん買ったのは母ですが、世の中に沢山あるクリスマスのお話で、なぜこの絵本を選んだのでしょう...。今度聞いてみようと思います。このサンタがあなたみたいだったから、と言われたら返す言葉がありません。

そんな私もサンタに。

私も大人になり、ティト専属のサンタになりました。文句はもちろん言いません。さぁ今年は何をあげましょう...。

写真撮影、飽きた。

 

ツリーとティトをパシャパシャ撮っていたら、流石に飽きたようで、カーペットの上にコロンと横になり、すぐに目を閉じました。

もう眠ってるから。あっち行って。

 

あと一ヵ月。よく考えたいと思います。