カワイーヌ・ティトの北欧生活

北欧で暮らすハバニーズ、ティトと飼い主Matte&Husseの日常

犬は喜び、庭駆け回る

土曜日、車で買い物に出掛けました。ティトを一人で車においていけないので、Husseに買い物をお願いして、私がティトと車内でお留守番をしていました。

そんなに寒くなかったので、窓を開けていました。するとティト。体を乗り出して辺りをキョロキョロし始めました。

むむむ?

 

しばらく見回した後、私の膝の上に座って前を凝視。あまりにも大人しいので、はて?と思ってティトをよく見てみると...

ぴきーん!

 

頭のてっぺんに妖気が立っていました。何か感じているのか...?

翌日

朝の散歩は私の当番でした。起きてブラインドを開けてみるとあらびっくり。

 

初雪です。昨日の妖気はコレの事か!さすがイヌ!

と言うのは当然こじつけ。ただの寝癖をこんな風にいじられたティト。いい迷惑でしょうね...。

犬は本当に喜ぶ

気を取り直して。

雪は結構積もっており、しかも時折吹雪いていました。有り難い事に、冬の間は雪が降ると頻繁に除雪車が走ってくれます。でもこの時はまだ出動しておらず。人口も少ないので人が踏み歩いた形跡もなく、辺り一面はフカフカな新雪のまま。でもティトは散歩に行く気満々でした。

レインコートを着せていつも通り外に出ると、ティトは雪を非常に喜び、歌にあるように庭を駆け回りました。

毎年そうですが、本当に楽しそうです。ぴょんぴょん飛びながら雪の中に突っ込み、私の足を鼻でツンツンして遊ぼうと誘ってきます。ティトじゃなければ絶対に断りますが、ティトのお願いは別。朝から私も雪の中を走り回りました。遊んだ後はいつものコースに戻り、排泄を済ませて帰宅したのですが...

これも毎年の光景ですが、足元が雪玉だらけに。服を着ないで遊ぶともう大変です。体中に雪がまとわりつき、どんどん雪玉は大きくなって数も増えていきます。なので服は必須。このままでは服を脱げないので、お湯で雪玉を溶かして毛をほぐします。

昨年は簡易的な靴を買いましたが、歩いている最中に脱げてしまい、拾いに戻ったりまた履かせたりと大変でした。今年は合う靴をみつけてあげたいです。

 

スウェーデンの保育園では冬、赤ちゃん達は外でお昼寝をします。園舎の外にはベビーカーが並んでおり、その中には防寒着をモコモコ着込んだ赤ちゃんが寝ています。

ここで暮らしていく為には寒さに体を順応させる必要があり、小さいうちからそのように慣らしていきます。最初に見たときはびびりましたが、確かに必要なことです。極寒の中、ベビーカーを押しながらお散歩しているお父さんお母さんも道でよく出くわします。

犬も同じく。寒さに比例して服も暖かいものにしていきますが、雪が降ろうが今まで通りお散歩に行きます。もちろん外にいる時間は気温やティトの様子を見ながら調整しますが。私ももう日本の冬は暖かく感じるようになりました。体の順応性には身を以て驚いています。 

飛び跳ねたお散歩の後はぬくぬくお昼寝。

気持ちいいな...

 

家の中は暖かいので体はすぐに温まります。そしてこんなティトの姿を見ていると心まで溶けていきます。幸せだしぬくぬくだしティトかわいいし。ずっとこのままでいたい。っていうか眠い。お昼と夜の散歩はHusseにお願いしよう、と決めた初雪の朝。でした。