カワイーヌ・ティトの北欧生活

北欧で暮らすハバニーズ、ティトと飼い主Matte&Husseの日常

ティト、うさぎになる

ここのところパッとしないお天気が続いています。この先の予報も雨か曇り。これから暗くなっていく季節なので今のうちに太陽を浴びたいのですが...気分が滅入ります。

ティトも同じく。雪で森に入れなくなる前に、自然の中を沢山駆け回って遊びたいはず。ノーリードで自由に歩き回り、色々なにおいを嗅ぐことは、ティトにとって刺激的で大好きな過ごし方です。

というわけで、雨の合間をぬって森に遊びに行ってきました。

トナカイのごはん

もともと人口が少ないのもありますが、森では滅多に人とすれ違いません。

 

舗装されていない道もあり、ティトにとってはそちらの方がわくわくすると思いますが、本当に迷子になりそうなのでなるべくこの道を逸れずに進みました。両脇の森の中にはヘラジカやトナカイが好きな植物がもりもり育っています。

 

通称renmossa(レーンモッサ)、”トナカイの苔”です。トナカイ達にとって冬の間はこの苔が貴重な食料源になるようです。そしてそのトナカイを頂く私達...。

トナカイはそれぞれがサーミ人によって管理&放牧されているので、もう少し北のもっと自然が多い場所でよく遭遇します。なのでここには来ませんが、ヘラジカは別。野生の彼らは冬にこの森にやってきて、のんびり過ごしています。

スウェーデンには自然享受権というものがあり、レッドリスト以外の植物(ベリーやキノコなど)は誰でも自由に採って良いことになっていますが、こうして森を散歩していると、自然は誰のものでもないこと、私達は生かされているということを、改めて感じます。

とか言いながら私は今、東京が恋しい。勝手なものです。

ティトの見せ所

森をしばらく散歩した後は、芝生の広場に行きました。ティトの大好きなボール遊びをするために。

私達が投げたボールを取ってくるのが上手なティト。一生懸命走るその姿がとっても可愛かったので、私はパシャパシャ写真を撮りました。

Husse、ボールを投げる!

まてーい!

 

よし、おいついたよ!

 

どやっ!

 

ぴょーん

 

Uターンする時のドヤ顔がばっちりカメラ目線で笑いました。ボールを持ってくる姿を正面から見るとこんな感じです。

もってきたよー

 

こんな風に走るとき、ティトの耳はウサギみたいになります。非常に可愛いです。そして大人2名は大声で、上手だねーかわいいねーいい子だねーと叫びます。ハッと我に返り、近くでグリルをしていた集団に目を向けると、チラチラこちらを見ていらっしゃいました。ティトが可愛いからだね!って事にしておきました。

 

冬になるまでは時間と天気が許す限り、なるべく外で沢山遊ぼうと思います。