ティトの希望、なかなか伝わらず。
先日Husseが大量に摘んできたブルーベリー。
その後カシスの実も収穫した為、冷凍庫のベリー棚は今それらで埋め尽くされています。冬眠前の動物のように、これで長い冬が超せるぞと思っていました。
ところが、最近。私はベーグル作りにハマってしまい、日々ベリーを消費しています。このペースでいったら、まず冬は越せません。
こねる作業も少なくとても簡単で、だいたい2時間半位で出来上がります。ベーグル特有のもっちりした食感に、ブルーベリーが加わって美味しいです。
見ている
2時間半はほとんどがベンチタイムですが、合間にちょこちょこやる事があるため、その間はなんだかんだキッチンに居て他の事をしています。ちょっと休憩と思っても、そうはティト問屋が卸さない。
ベーグルを作っているのはわかるよ。混ぜたりこねたりしている間は邪魔しないでしょ?でもベンチタイムは遊べるでしょ!!
っていうティトの念が、視線となって送られてきました。だよね、遊びたいよね!と駆け寄ると、案の定嬉しそうに追いかけっこを始めたのですが、すぐに自分のベッドに横になりました。もう満足かと思い、ちょっと休憩していたら...
あれ?もっと遊びたいのかな?
今度はさっきと違う遊びをしていたら、ベンチタイム終了のアラームが。私はまたキッチンで作業に取り掛かりました。
言いたいのはこういうこと
するとティト。今度はこんな風に私をみつめていました。
尻尾も上がっているし、おもちゃ(赤ちゃんの靴下を丸めたもの)も持って来ている...。ってことはやっぱり遊びたいのかな?そして近づく私。
かわいい...。でもなんでしょう、この寂しそうな目。とりあえず、靴下を奪って追いかけっこをしてみました。
奪おうとそっと手を伸ばす私に警戒するティト。あと3cmで届く!って時にサッとくわえて逃げ出しました。ティトはこの駆け引きがたまらなく好きです。そして私はティトを追いかけ、奪い奪われを繰り返して遊ぶのですが、この時は1ターンのみ。ティトは靴下をくわえたまま、先程と同じように自分のベッドに行きました。
何?遊びたいわけじゃないの?
靴下を奪っても反応はありません。
ふむ。なるほど。ティトにはこういうことがたまにあります。遊びに誘っておいて、すぐに自分のベッドで横になる。つまり、私をそこまで誘導します。どういうことかと申しますと、ティトは私と一緒に寝たくて、こういう方法で自分のベッドまで私を連れてこようとします。最初は私もよくわかりませんでしたが、何度か経験して試すうちに答えを導き出しました。
眠り始めは寂しいのでしょうか。ティトのベッドの隣りで床に寝転び、丸まったティトの背中や耳の裏を撫でていると、フーっという深いため息をついて眠り始めます。5分位経つと満足して自分から別の場所に行き、今度はそこで本格的に眠ります。
まぁ、毎回私はティトの思惑通り釣られるわけですが、のぞむところです。いくらでも釣られてティトとの幸せな時間を満喫したいと思います。