集中できないブルーベリー摘み
8月の北スウェーデンではベリーが沢山収穫できます。ウチの裏庭にはクランベリーとカシスとラズベリーがあり、少し先にはブルーベリーの森があります。
ブルーベリーはもうすぐ終わりを迎えそうなので、私達も摘みに行きました。
誰にも会いたくない
今年は例年に比べて、森でのヘビ出現率が高いそうです。ご近所さんに犬の散歩は気をつけた方がいいよ、と忠告頂いたので、ティトは残念ながらHusse両親宅でお留守番してもらいました。
なんだか知りませんが、Husseは狩猟に行くようなカモフラコスチュームに身を包み、意気揚々としていました。え?ただのベリー摘みだよね?と言う私の声は無視。
私はというと、完璧な蚊対策を施しました。
ここの蚊は服の上からでも容赦なくブスっと刺してくるので、大げさではなくこれくらい必要です。裏地付きのレインコート。ハット+レースで顔を覆い、さらにフードを被り、手にはキッチン用のゴム手袋。そう、ただのベリー摘み。人のこと言えませんでした。
ここで生まれ育った人は滅多に刺されないので、子ども以外のスウェーデン人でここまでしている人は滅多にいません。なので、この格好で誰かと遭遇するのは非常に気まずいく恥ずかしいですが、刺されるよりはましです。
あとは任せた
ベリー摘み用のシャベルがあり、それで茂みをガッとすくうと、ベリーがゴソっと穫れます。しかしそれを使うと後の作業が面倒なので、私は一粒ずつ手で摘みます。でもそれにはゴム手袋が邪魔でした。掴む感覚が上手くわからず、なんどもベリーをぶしゃっと潰してしまいました。脱いだら蚊に刺されるけど...と悩みつつ脱ぎました。そして高速で摘むこと5分。左手を10ヶ所刺され、私は悲鳴を上げて森から退散しました。あとは任せたHusse…。
結局その日は2人合わせて1.5kg程の収穫でした。その後、Husseは2日に分けて摘みに行き、合計6.5kgになりました。任せ過ぎたか...?
冷凍保存できるので、本当はいくらあっても有り難いのですが、スペースには限りがありますし、綺麗に処理するのに時間がかかります。Husse両親などは、ヘタは煮たり焼いたりしたら溶けるから、適当に洗えばいいのよ、と言います。でも私はスムージーにして飲んだりしますし、煮るにしてもヘタはやはり取りたい。数日かけて綺麗にしましたが、とても疲れました...。
ジャム作り
ベリーの保存食といえばジャム。早速作りました。
お砂糖控えめで大瓶2つに小瓶2つ、出来ました。でもあと4.5kg残っています。もう少し消費したい...。
ベリー多過ぎケーキ
ヨーグルトとブルーベリーのケーキを焼いてみました。
断面を見た時ドン引きしました。消費したい欲求が強すぎて、ベリーを入れ過ぎたようです。
でもまだもう少し。冷凍庫組に入れなかったモノ達が、冷蔵庫で待機しています。焦らずに、でも早く美味しく、しかも出来れば見た目もよく、頂きたいと思います。