カワイーヌ・ティトの北欧生活

北欧で暮らすハバニーズ、ティトと飼い主Matte&Husseの日常

キャンプまで...長いな。

先日のキャンプロケハンで気持ちが盛り上がったHusseと、盛り下がった私。そもそも言い出したのは私なので、やっぱりやめようとは言えず、結局一泊で行ってきました。

 

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しかしながらキャンプ初体験の私達。ロケハンもそうですが、キャンプの前から既に時間がかかっていました。まずは必要なものをリストアップし、揃える作業です。

買ったもの

寝袋&マット

北スウェーデンの山は夏でも夜になると氷点下まで冷え込む事があります。そういった場所でも耐えられる寝袋...は私達には必要ありません。そこら辺でお試しなので、安いものをそれぞれ買いました。寝袋の下に敷くマットも購入。

携帯蚊除け

どこでもベープ的な、携帯出来る蚊除けを買いました。日本でのこういった商品の種類の多さと機能、そして価格には恐れ入ります。今回スウェーデンで私が買ったのは本体が約5千円でした。お店にはあともう一種類しかなく、市場の小ささを痛感。本体にセットするリキッドは12時間しか保たず、熱するシートは1枚で4時間。購入時にはそれが3枚付属されていました。更に12時間必要な場合は1500円で追加リキッド+シート3枚が買えますが、私はとりあえず計画的に12時間で勝負をかける事にしました。

食材

キャンプ場にはカフェもあるので、食事は別に作らなくてもなんとかなります。でもそれではちょっとつまらなく、少し苦労してみるのもありかもと思い、夕食は自分達で作る事にしました。とはいえ今は便利な世の中です。アウトドアショップをみていたら、美味しそうなインスタントフードがいくつも売られていました。Husseはそれらに夢中になり、夕食をそれで済まそうと言い出しました。自炊で話は一致したであろう!とHusseを諭しましたが、熱は収まらず。結局朝食はインスタントフード、夕食は自炊で話はまとまり、近所のスーパーで必要な食材を買い出しました。

しかし、キャンプ関係なく試しに食べてみたいものがある、とHusseはあるインスタントフードを買いました。それがこちら。

トナカイのスープ。北スウェーデンでは普通にトナカイを食べますが、即席のお味はどうなのか気になったようです。蓋を開けてお湯を注ぎ、8分経ったら混ぜて完成。早速その夜食べてみました。

お湯を注ぐ前。かぴかぴです。
 
8分後。完成です。

 

買った本人がまず食べました。うーん...と言って首をかしげ、その後食べる事はありませんでした。次に、買うなと言ったもう一人が食べました。割と気に入りそのまま完食。得をするのは私なのでまぁいいのですが、買う前にもう少しお考えなさい、と毎度思います。

少し話が逸れましたが、私達が買ったのは上記のみ。他に必要なものはアウトドア好きなHusse両親に借りました。

借りたもの

調理器具

なんと呼ばれているものなのか分かりませんが、夕食を作る為に一式借りました。

左は借りた時の状態ですが、だいぶ年期が入っており鍋の底は真っ黒でした。家に持ち帰ったら、ベーキングパウダーとアルミホイルを入れた大きな鍋にお湯を沸かし、これらを入れて煮ました。5分くらいグツグツさせたあと、スポンジで軽くこすったらだいぶ綺麗になりました。

私は古いものを使うのが好きです。寝袋などはちょっと遠慮したいところですが、こういったものを見ていると、今まで使って来た人達の歴史というか、思い出が詰まっているようで、ちょっとほわーっとした気分になります。自分で買った物でも値段に関係なく、気に入ったものは大事に長く使いたいですし、人様のものならなおさらです。

汚くて悪かったわね、と湾曲して受け取るような両親ではないので、綺麗になったよと写真を送ったら素直に喜んでくれました。

テント

日本のような高い山はスウェーデンにはありませんが、標高が低くてもとても寒いので草木は育ちません。その為そういった場所でキャンプをすると、よく強風に見舞われるそうです。そんな場所でも通用する、私達にとっては宝の持ち腐れテントを借りてしまいました。ありがたいことに。

ただし、貸し出すには一つ条件が。

それは事前にテント張り実習をHusse父から受けるというものです。

家の前の広場でHusseと共に教わりました。簡単にできるからと言われていましたし、実際全体像が分かればたいして難しくないのですが、やはり初めての私達は組み立てにだいぶ体力を奪われました。

本来なら重い荷物を背負い、トレッキングしてから張るテント。みなさんすごいなと改めて思いました。

その他

他に必要なものは、ティトの身の回りのもの(ベッドや救命胴衣など)、我々の服、みんなのタオルや救急用品など。本当に困ったら車で家に帰ればいい、という事で準備完了です。いざ出発!と言いたいところですが。

早速予定変更

本当はこのテント実習会の日に出掛ける予定でした。午前中に教えてもらい、午後からキャンプへと。しかし、思いのほか実習で体力を奪われ、Husse母の美味しいシナモンロールなどを頂いちゃったら眠くなり、急遽翌日に予定変更をしました。幸いキャンプ場はがら空きで予約の必要がなかったので問題なし。調理器具も洗いたいしさ、天気も曇りでムシムシするしね、疲れて行っても楽しめないよね、と適当な理由をつけてぐだぐだした我々。最初から甘えまくっているキャンプですが、さてどうなりますやら。