カワイーヌ・ティトの北欧生活

北欧で暮らすハバニーズ、ティトと飼い主Matte&Husseの日常

もう夏休み

つい先日までは雪が残っていた北スウェーデンですが、先週からぐいんと気温が上がってすっかり夏になりました。

夏...。

夏って...そもそもなんでしょう。

日本の夏

私は東京出身ですが、夏と言えば気温が35℃を越え、夜は無風で蒸し暑くて眠れず、あまり好きな季節ではありませんでした。Gも出現しますし。

仕事を終えた金曜日の深夜、熱気がこもった部屋のクーラーをがんがんにつけ、布団にくるまり眠くなるまで小説を読むのが好きでした。海も日焼けもパリピも勘弁してくれと思っていました。出勤時には熱くても長袖を羽織って日傘をさし、紫外線が...シミが…とか意識高い系でもないくせに一丁前に言っていました。

キャンプやサーフィンなどとは縁もなく、誘われても絶対に断っていました。誘われていませんけど。

北スウェーデンの夏

 ここの夏は20℃(人によっては16℃)を超えれば海や湖や川、あらゆる水たまりにドボンします。バルコニーや芝生ではパンイチorビキニで日光浴。至る所からバーベキューの匂いが漂い、白夜の深夜はどこからかパリピの声。日差しは浴びるものであり、シミは作るもの。14℃?ギリ夏っしょ!です。

 

私の場合、決してビキニでは寝転がりませんが、日差しはおもいきり浴びています。パーティーもしませんが、BBQは好きになりました(たまにでいいけど)。人って変わるものです。

丁度良い気温で湿気もなく、過ごしやすいから好きなのはもちろんですが、一番の理由は太陽です。住んでみて分かった一番大きな事柄が、太陽の大切さでした。長い冬、北スウェーデンでは太陽が出ません。正確には一応昇るのですが、低すぎて見えません。うっすら明るくなっても、地面に映る自分の影や青空を見る事はできません。本当に辛いです。

それはスウェーデン人も同じ。季節性鬱になる人の割合はとても多く、太陽光のようなライトが売られていたり、太陽光サロンのような場所も街にあります。そんな冬を乗り越えた先に来る夏。それはもうはしゃいで当然です。

早速Husseが夏休み

Husseが先週から夏休みに突入しました。4週間です。来月の夏至祭後から休暇をとるのが一般的ですが、彼は仕事の都合でずらして取ったため、今になりました。

運良く先週から夏のような気温(16℃以上)で快晴が続き、Husseはとても嬉しそうです。ティトも然り。Husseとずっと一緒にいられる!と喜んでいます。逆に私の方にティトがあまり来なくなったので、ちょっと(いやだいぶ)寂しいのですが。

おもちゃを引っ張り合う者ども。
 

ティトにとってはHusseがいることで、普段とは違う森まで車で行って散歩出来たり、新しい刺激がいっぱい訪れます。ティトを迎える前は、犬に恐る恐る触れていたHusse。今ではどんな大型犬でも自ら近寄って撫でています。私にとってもすごく嬉しい変化です。ティトも分かるのでしょう、Husseの愛情を全力で受け止め返しています。そりゃね、ティトが嫌がる事(歯磨き・ブラッシング・爪切り諸々)は全部Matteがやってますから。楽しい事しかしませんから、奴さん。と最後は結局いじけている私...。

 

今年はこんなご時世なので、地元で過ごそうと思っています。Husseにティトをお世話してもらっている間、普段出来ない場所の片付けや掃除もしたいですし、ゆっくり手間のかかるお料理もしてみたい。私達とティトで一緒に森でキャンプもいいかもしれません。

残り3週間弱、一緒に居過ぎてケンカもすると思いますが、有意義な夏休みにしたいと思います。そして夏らしい天気がどうか続きますように...。