カワイーヌ・ティトの北欧生活

北欧で暮らすハバニーズ、ティトと飼い主Matte&Husseの日常

犬アレルギー発覚、でも犬と暮らす

気付いたら結構あったアレルギー

現在、世の中には色々なアレルギーを持つ方がいらっしゃいます。私が子どもの頃にはゴムアレルギーなんて聞いた事もなかったし、スギ以外の花粉なんてないと思っていました。きっと知らなかっただけで苦しんでいる人はいたのでしょう。清潔さを求めた結果なのか、環境破壊や云々、原因はよくわかりませんがアレルギーは危険で本当につらいものです。突然アナフィラキシーショックを起こしてしまうような場合もあり、誰にとっても人ごとではない問題です。

そういう私にもアレルギー反応を起こすものがいくつかあります。

  • スギ花粉
  • ヒノキ花粉
  • 白樺花粉
  • びわ
  • アボカド
  • レンズ豆
  • ヘーゼルナッツ
  • モモ

そう、犬。

もしや、まさか、いや違うよな、と思いながらも検査したら反応していました。

アレルギー遍歴

最初に気付いたのはお馴染みスギ花粉。11歳頃でした。春になるとくしゃみと目の痒みで本当に辛く、その時期の顔は浮腫んで目も充血して酷いものでした。その2年後、今度はビワに反応。給食のビワを食べてから気道が狭くなり、呼吸がしづらくて声も出しづらくなり学校を早退しました。当時は何なのか分からず、ただ体長が悪くなったのかと思っていました。その後またビワを食べる機会があり確信。成人してからもしかしたらもう大丈夫かなと思って少し食べてみましたが、昔と同じように苦しくなって後悔しました。恐らく私にとって一番危険なのはビワだと思われます。

 

10代後半、スギ花粉の時期は終わったはずなのに、5月頃になっても同じような症状が続く事で、ヒノキにも反応していると気付きました。モモは最近検査をしてわかりましたが、それ以外にも20代の頃から梨やリンゴにも若干イガイガを感じるようになり、あまり好んで食べなくなりました。

 

ここまでが日本で起きた事です。

そしてスウェーデンに来てから。

 

移住後初めての春で早速白樺に反応しました。期間は2週間位で短いのですが、スギやヒノキよりも強烈に目の痒みを感じます。最近ちょうど飛び始めて毎日目薬が手放せません。

更にヘーゼルナッツとレンズ豆にもやられ意気消沈。どちらも好きなのに。そして大好きなアボカド。実は10年くらい前からイガイガとちょっとした息苦しさは感じていたのですが、なにせ美味しいので無視して食べていました。

そして犬。もう悲しすぎます。

検査するきっかけ

実は犬アレルギーだと知ったのは1ヵ月前です。ティトと暮らすようになってから2年半。最初の頃からちょっとあれ?とは思っていました。特にブラッシングの時に鼻がむずむずして顔もかゆくなり...。その時Husseに医者に電話してもらったのですが、症状を言ったら犬アレルギーじゃないから来なくていいと言われました。子どもの頃に反応していない人は、大人になってから反応しづらいというのが理由でした。

ハバニーズという犬種は毛が抜けにくく、アレルギーに優しい犬と言われています。

仔犬だった頃のティト。あぁかわいい。こんなにモフモフでもブラッシング以外で毛は抜けません。

 

原因は犬じゃないと医者に言われてから、私は埃とかカビとか他の何かに反応しているのだと思い込んでいました。

ところが今年の1月頃から、特に夜寝る頃になると全く鼻で呼吸できなくなり、寝不足の日々が続くようになりました。眠れたと思っても苦しいので目覚めてしまい、毎晩熟睡出来ず。花粉の時期じゃないのに目も時折痒いし、くしゃみも酷いし、もう一度医者に電話する事にしました。多少大げさに言うと、じゃあ来ていいよと言われやっと診察にこじつけました。(スウェーデンは気軽に医者にはいけないシステム)

ちょうどその頃、イガイガするくせに私はアボカドにハマっていました。アボカドに醤油で炒めたキヌアとチーズを乗せてオーブンで焼くという、柄にもなく洒落た食事を毎日食べていました。イガイガよりも食欲。

診察の日、お医者さんにはたぶん何かのアレルギーだから調べて欲しいとお願いしました。

アレルギー検査って...

すると医者は、白樺アレルギーがある人はバラ科の果物に反応しやすいから、モモやリンゴはどう?と聞いてきました。そういう事ならあれもこれもと、犬を含めて今まで気になっていたものをつたえると何やらPCにデータを打ち込み、じゃあ血液検査をしましょうと言ってくれました。良かった...。これで色々わかる...。

採血をする前、こんなアドバイスを受けました。自覚しているものは摂取しないこと。そのまま食べ続けたりしていると、酷くなったり他のものにも反応しやすくなる、と。毎日少しずつ食べて抗体を作っていけば良いと聞いた事もありますし、何が正しいんだ?と分からなくなりましたが、もう不快な状態は嫌なので一応食べないようにしようと思いました。

そして採血をして帰宅。2〜3週間後に出ると言われた結果は、結局催促して3ヵ月後に自宅に届きました。まぁそれはいいとして問題は検査対象です。先生はモモとアボカドと犬しか反応を診てくれませんでした。わお。

それでも犬と暮らす

もっと色々診て欲しかった...というのと、やはり犬に反応しているのを知ってどんより。夜は必ず犬と別室で寝るように、と先生には言われました。あなたの場合は犬種もハバニーズだし、反応も命に関わる程ではないから一緒に暮らすのは良いでしょう、と。おすすめしないけどって。そして掃除はこまめにって。

夜一緒に寝ると、最初は離れていても夜中ふと目覚めた時、ティトが私の顔面に背を向けて丸まっている事がありました。この上なく幸せな瞬間だったのですが、今思えばそりゃ鼻も詰まるよねって話です。

ティトと離れて暮らすなんてもちろん考えられません。

薬も貰いましたが、その後寝室を別にしただけで随分楽になりました。アボカドをやめたせいもあるのでしょうが。ブラッシングの時はくしゃみ地獄なので、先日コロナ対策用に作ったマスクをしています。

アレルギー体質の方は私のように飼ってからではなく、動物を飼う前に検査するのも一つの方法かもしれません。アレルギー反応が深刻でなく、それでも一緒に暮らしたいのであれば、アレルギーに優しいと言われる犬種を選ぶのもいいかもしれません。

 

今後過剰に反応しない為にも、先生に言われた事を守って暮らしていこうと思います。健康で長く一緒にいる為に我慢です。

でも一年に24回位は...寝たい...

と呟いてみたらHusseに速攻却下されました。

 

深夜。

私とは別室で、ティトと密着して幸せそうに熟睡するHusse。そんな姿を私はわざわざ見に行き、じっとり眺めます。うらやましいしうらめしい...。こわいですね。バレないようにしたいと思います。