エネルギー、旅行前に使い切る
旅前の準備
いよいよ明日、日本へ出発です。
先程ティトを両親宅に預けてきました。Husseは11日後に帰ってきますが、私の帰宅はおよそ一ヵ月後。いくら慣れた場所、大好きな両親だとしても、きっとティトは不安に思う事でしょう。
おまけに最近親戚に不幸があり、私達が旅の間にお葬式があるそうです。両親はティトを連れて電車で約3時間かけてお葬式に参加します。当然仕方のない事ですが、初めての電車、知らない場所に一泊、ティトは大丈夫かしらと不安になります。日本のように静かな電車ではないのでとても心配ですが、選択肢は皆無とのこと。お願いするしかないので、無事を祈るばかりです。
旅前には家を掃除して、洗濯もして、食材も残さず、色々と計画的に過ごさなくてはいけないので、なかなかのストレスです。
でも本当のストレスは、自分達ではどうにもできないことだったりします。
燃え尽きる
ここから日本までは、3つの飛行機を乗り継いで帰ります。
いつもはコペンハーゲン経由で帰るのですが、SASはストライキやら色々あって値段が跳ね上がってしまったため、初めて中東経由にしてみました。航空会社に直接予約したわけではなく、比較サイトから旅行会社を中継して予約しました。
最寄り飛行場→ストックホルム(SAS)
ストックホルム→ドーハ(フィンエアー)
ドーハ→羽田(カタール航空)
ドーハで7時間待ち。トータル28時間半です。Husseと私は別々に帰りますが、帰路の運航予定は2人共同じで、24時間位。行きより短いかくて良かったーと思っていました。
そう...思っていたんです...。
結論から申し上げますと、
先週、私の帰路便は何かがどうにかなって便が変更され、トータル31時間半に延長。しかもお金を払って事前予約していたプレミアムエコノミーを含む4便分の座席が消失。お金も戻ってこない。旅行会社曰く、払い戻しして欲しいなら往復便全てを一度キャンセルしてくれとのこと。もしくはさらにお金払えば座席確保するよってなんで?私のお金どこいった?って詰め寄ったらわかんないっておいこらこらこら!!!
はぁはぁはぁ...
す、すみません。つい。
これ以外にも色々と書類やらデータの不備があり、やりとりで一週間かかってしまいました。英語のみなのでHusseが対応してくれましたが、相手はなかなか癖のある英語でHusseの疲れはピークに。私もgoogle翻訳&コピペを駆使しながらチャットで応戦。それでも事態は好転せず、2人して燃え尽き灰と化しました。出発直前のアクシデントは本当にしんどい...。
もうこれ以上お金も払いたくないし考えたくもない!という事で、大人しくチェックインが開始されるのを待ち、昨日無事にチェックイン完了で座席も確保しました。
そんなわけで、まだ旅立っていないのにヘロヘロですが、気持ちを切り替えて日本を楽しみたい!
pop-up storeのキーワード
旅の終盤、12/2(土)には手編み雑貨の販売&受注会を予定しています。
詳細はこちらからどうぞ↓
以前、私のブログを読んで来て下さった方には、なにかよいことがあるかも...?といういやらしい記事を書いたことがありますが、今から書くキーワードをおっしゃって頂けたら¥600割引とさせて頂きます。中途半端な金額で申し訳ありませんが、私ができるせめてもの感謝です...。
さて、そのキーワードはこちら。
”ティトトン、かわいいね”
です。
半ば強制的に宅の坊やをかわいいと言わせている感は否めないですが、この言葉をたくさん聞けたら嬉しいなぁというただの私の願望でもあり、はい、えっと、大変申し訳ございません。そんなわけでどうぞ宜しくお願いいたします。
お時間ございましたら是非お散歩がてらにいらして下さい。お会い出来るのを楽しみにしています。
怪我も事故も病気もなく、休みながらのんびり日本を満喫したいと思います。ではまた!
お誕生日ちゃん
ティト6歳
昨日、10月19日はティトのお誕生日。6歳になりました。
おたんじょうびちゃーん!おめでとう!
昨日は一日中ティトのことを”お誕生日ちゃん”と呼んでいましたが、その度には?って感じで私の事を見つめていました。当然ですね。ごめぇん。
ハバニーズは小型犬の中でも丈夫な犬種ですが、それにしても大きな病気や怪我、事故もなく、健やかに育ってくれました。
元気でいてくれてありがとう...!
私は毎日とても幸せです。
こわいこわいこわい
ティトと毎日ずっと一緒にいたいのですが、あと3週間程で私は日本へ旅立ちます。最初の10日間はHusseも一緒。彼がスウェーデンに戻るまでの間、ティトはHusse両親の元でお留守番してもらいます。
ティトはきっと寂しく不安に思うでしょう。申し訳ない...。頻繁に電話をして話しかけようと思っています。
私にとっては5年ぶりの帰国。
ただでさえどきどきするのに、今回は初めての販売&受注会も行ないます。商品管理はもちろんですが、オーダーを頂く際に必要な諸々をシュミレーションしつつ用意しつつ、その準備であわわわとなっております...。これで本当に大丈夫かしら、と頭でぐるぐる考えている今日この頃。
おまけにこの世界情勢。私達はカタール航空を予約しており、ドーハで乗り換えます。カタールは安全な国で、ましてやカタール航空は世界の航空会社ランキングで2位です。それでも中東に突っ込んで行くと思うとどきどきしてしまう...。今はいつどこで何が起こるかわからないし...。あぁ!ただ空を飛ぶだけでもこわいのに!
先日はベルギーでスウェーデン人がテロの標的になり、2人が亡くなってしまいました。カタール以前にストックホルムの空港もこわい...。っていうか日本もいつ地震が起こるかわからないし、テロみたいな通り魔事件がたくさんあるし、あぁ!こわいよう!
処方箋
そんな不安な心が少しでも落ち着く方法はないものか。
私が安らぎを感じられるものをお守りのように持っていれば、少しは安心出来るかしら...。
ってことで、作りました。ティトのティトでティトを。
以前トリミングした時にカットしたティトの毛で、ティトを作りました。私とHusseの分で2つ。羊毛(犬毛)フェルト初挑戦だったので仕上がりはアレですが、それは問題ではありません。まるでティトがそばにいてくれるよう。これなら頑張れる...!かな。
三兄弟
毛はシャンプーの香りで獣臭はないのですが、ティトは何かを感じた模様。出来上がったお守りを前にとても興奮していました。
後ずさりしたり唸ってみたり、終いには吠えてしまいました。こんな小さな毛の塊からも、生き物の気配を感じるのですね...すごい。翌日にはもう慣れて興味をなくしていたので、ティト三兄弟として記念写真をパシャリ。
間に挟まれた次男が私のティトで、一番下の三男がHusseのティト。
どうか無事で帰ってこられますように!
そしてティトも両親の元で元気に過ごせますように!
世界一臭い食べ物をちゃんと食べる
世界一臭い食べ物をご存知ですか?
スウェーデンのシュールストレミング。
すごーく、とーっても臭い、ニシンの缶詰です。
スウェーデン語だとsurströmming(スールストゥルンミング)。surは”酸っぱい”という意味で、strömmingは”バルト海のニシン”を意味します。
一昔前のYouTubeやテレビでは散々罰ゲームに使われてきたので、聞き覚えのある方も多い事でしょう。
塩漬けにしたニシンを缶の中で発酵させるため、蓋を開けた瞬間にもの凄い匂いに襲われます。その臭さ、くさやの6倍。
毎年8月の第三木曜日にその年のシュールストレミングが解禁されます。南よりも北スウェーデンの方が食べる人が多いようです。
余談ですが、スウェーデンはザリガニも有名。でも北よりも南の方が食べる人が多いそうです。実際代々北スウェーデン暮らしのHusse家では、ザリガニパーティーをしたことがありません。逆に南ではシュールストレミングを食べた事がない人がたくさんいるんだとか。
話を戻して。
あまりの香しさ故、屋外で食べることが推奨されていますが、屋内でも普通に食べています。私達も昨日、Husseの実家で御馳走になってきました。
ちなみに私は大好きです。
一般的な食べ方
今年は○○の缶詰が美味しかった、○○のはしょっぱすぎるなど、メーカによって味もさまざまですが、ニシンの形態はどこもほぼ同じです。はらわたを除き、頭が切り落とされています。
罰ゲームで見るように缶をブシュっと開け、ニシンをそのままで食べる人はいません。きちんとした食べ方をすれば、テレビで観るようにうげぇ!おえぇ!となる事はありません。きっとね。たぶん。
ということで、スウェーデンでの一般的な食べ方をご紹介します。
開封
ガスと共に液体が飛び出る場合があるので、水の中で缶を開けます。そして水から上げた瞬間に漂う香りを楽しみます。その臭さ、納豆の18倍。しつこい?
液体が付着すると大変なので、食べ終えたら捨てられるように紙皿の上に置きます。手袋も着用。洋服にもこぼさないよう要注意。
黙々と手を動かす
お気を確かに!そう自分に言い聞かせながら作業をすすめます。
ニシンをお皿に招きます。
お腹にナイフを入れて開きます。
ナイフとフォークで骨と皮を取り除きます。この作業中、蟹を食べてる時みたいにみんな黙ります。集中。
魚卵はつまり数の子って事でしょうか...?お国によってこんなにも違う頂き方になるのですね。でも捨てる人が多いそうです。私とHusse父は大好物ですが。
分別作業が2尾分ほど終了した時点で既に鼻は麻痺し、匂いはどうでもよくなってきます。早く食べたい!ただそれだけ。
フィニッシュ!
完成形はこちら。
パリパリの薄いパンにバターを塗り、チーズ、トマト、玉ねぎ、茹でたポテト、そしてシュールストレミングの身(と卵)を乗せます。その上に、ディルなどの香菜(写真忘れました)とサワークリームを乗せて完成です。
シュールストレミング自体はとてもしょっぱいのですが、他の物も一緒に食べるとあら不思議、ぱくぱくどんどん食べられちゃいます。お腹も喜ぶ発酵食品。
とか言いながらここだけの話、毎日食べたいかと聞かれたら、んー。NO。
塩分過多。そしてなによりも匂いが、本当に、すごいです。
食後
食べきれなかったニシンは必ず捨てます。生ゴミ用の袋を重ね、口をキツく縛り、缶も一緒に食後すぐにゴミ捨て場に持っていきます。
ティトは鼻をスンスンさせながら異臭の正体を探りつつ、私達の食事をジッと待っていてくれました。ゴミを捨てつつ、待っていてくれたティトの為にその後は近所の森をお散歩。
日本ではネットでシュールストレミングが買えるらしいです。一缶¥5,000〜¥6,000となかなかのお値段ですが、ご興味ある方は是非!罰ゲームではなく、美味しい食べ方で試してみてはいかがでしょうか?
日本でpop-up store開催!
2ヵ月後の11月、5年振りに、やっと、ついに、日本へ帰国する事が決まりました。
帰国への気持ちはまた追々記すとして、今回日本で初めての挑戦を試みます。
私は普段スウェーデンウールのみを使用した毛糸でミトンや靴下などの雑貨を編んで、それをcreemaやiichiで販売していますが、東京で一日限りの販売(&受注)会を開催しようと思っています。
場所は私の友人が営むレンタルスペース。阿佐ヶ谷から歩いて15分程に位置する閑静な住宅街にあります。
雑誌などでも頻繁に紹介されているニコ設計室さんが設計した建物です。GreenHouseという名前の素敵な集合住宅。その一画、101号室がLyan Studio(リーアンスタジオ)というレンタルスペースになっています。
そこを借りて、12/2(土)10:00〜17:00にお店をオープンします。
阿佐ヶ谷の旧中杉通りを抜けた先にありますが、その通りは面白いお店やカフェもいくつかあるので、ブラブラお散歩がてらにいらして頂けたら幸いです。
(西武新宿線の鷺宮駅、中央線の荻窪駅からバスも出ています。詳しくはgreenhouseのリンクをご覧下さい)
いつもこのブログを読んで下さっている方々もいらしてくれるかしらー?もしお会い出来たら嬉しいなーなんてことも考えつつ、楽しみと緊張と不安と、色々な気持ちで揺れ動いている今日この頃。
このブログの読者さんのみ、何か良き特典が今後あるかも...?ってちょっといやらしい書き方になってしまいましたが、でも冗談ではなく、本当にいらして頂けたらとっても嬉しいです!
その場にある商品はもちろん即お買い求め頂けますが、お好みの色で新たに編んで欲しい場合はそのご注文も承ります(毛糸の色見本帳から選んで頂きます)。
ただし、納品までにはお時間を頂きます。
一作品10日〜2週間で、先着順で制作して参ります。受注頂いた時にざっくりとした納期をお知らせします(毛糸の仕入れ先の在庫状況などにより前後する場合もあります)。
受注頂いた商品はスウェーデンからの発送になりますので、送料が別途かかりますがご了承下さい。
なんだかつらつらと書き続けてしまいましたが、帰国までの間にブラッシュアップしてまたお知らせさせて頂きます。
あともう一つ。
レンタルスペースlyan studioは、オーナーである友人が少人数のピラティス教室を開催したり、リース作りなどのワークショップも度々行なわれています。
英会話などの語学教室を開きたいけど場所がないわ!とか、
プライベート空間で友人達とお誕生日会を開きたい!とか、
色々な用途でも借りる事ができるようです。残念ながら年内でスタジオは閉鎖しますが、まだ4ヵ月ありますので場所をお探しの方は是非いかがでしょう?
以上、私のドキドキ初pop-up storeの告知と、友人の素敵なレンタルスペースの宣伝でした。
どちらもどうぞお見知りおきを...。宜しくお願い致します。